それって、戦略?
戦略、戦術、戦闘、業績目標などなど。
経営用語として使われる言葉だ。何がどう違うのかは、私はどうでも良いと思っているが、但し、勘違いをしている社長やリーダー、あるいはコンサルタントが時々いるのが気になる。
「戦略的に、・・・・・・しようと思います。」、「私たちの戦略は・・・・・・・です。」、「戦略的にモデルハウスをつくります。」。「ショールーム戦略が必要だと思っています。」、「移動式展示場を戦略的に取り組みます。」みたいな。
分かっているのかな、戦略的に取り組むという意味を。あるいは、戦略と戦術や戦闘をどのように使い分けているのかなと気になることがある。
船井総研のコンサルテントにもいる。
私も何が違うのか、どれが正しいのかと聞かれると困るのだが、私なりに明確にしているだけだ。
そして、恐いのが、戦略的といいながら、まったく戦略的な取り組みができていないにも関わらず、それを戦略的と言う事で、戦略的に取り組んでいると思ってしまう・・・。
これが怖い。
そして、戦略的とは企業経営だけの話ではないと思う。今、オリンピックが盛り上げっているが、スポーツにもいえると思う。強くなっていくために。
私は話を分かりやすくするために、戦略的とは短時間で成果が上がることではなく、時間をかけて成果を上げていくことだと話すことがあるが、これも中途半端な伝え方になっている。
時間をかけて何に取り組むのか?そして、それは会社の成長、つまり業績向上につながるのか?この見極めがきわめて重要である。
例えば、なでしこジャパン。明日、未明決勝が行われる。ぜひアメリカに勝って欲しいと思うが、選手の体格を見ると正直、勝てるとは思えない。しかし、なでしこはそんな相手にも勝つ。
それはなぜか?
戦略的にチームづくりをしてきたからだ。
なぜ、なでしこは強いのか?体格差がある相手に勝てるのか?
その理由は、ひとつ。
自分たちの強みを知り、その強みを徹底的に伸ばす練習を積んできたからだ。
なでしこのスピーディーなパスワークと運動量は世界一。それで体格差をカバーしている。
もし、選手のパワーやテクニックを高める練習を積んできていたとしたら、どうだろう?そういう発想で練習に取り組むのも戦略だ。今とはまったく違うなでしこが誕生しているだろう。
これが戦略である。
つまり、自分たちの長所を知り、あるいは相手にないものを知り、そして相手の弱点を知り、そこを突く。そのために時間をかけて練習をする。長所を伸ばすチカラをつけていく。
戦略とはこういう意味だと私は考えている。
戦略的な取り組みが自社の強みを伸ばすことになり、そして、それによって競合企業に勝つ。その結果、地域一番になっていく。
だから、ショールーム戦略とは言っても、それがあなたの会社の強みを伸ばすことでなければ、それは戦略ではない。単に集客を上げるための戦術に取り組むということだ。
言葉というのは恐ろしい。
社長には気をつけてもらいたいと思う。
さて、今晩は”なでしこジャパ”ンを思いっきり応援しよう!
