ベトナムWAY。
今のベトナムは人口が約8000万人。そして、一日2ドル以下で暮らすいわゆる貧困層が約3300万人。人口の約40%が貧困層である。GDPもまだ低く日本の広島県程度だ。
ベトナムが面白いのは、これからだ。これから成長発展をしようとしているのがベトナム。そして、それをどのようなアイデアでビジネスチャンス、あるいは資産を増やすチャンスとしていくのか。そんなことを考えたくなるのが、今のベトナムだ。
街の雰囲気は活気があり、おそらく日本の昭和30年代から40年代ぐらいだろう。私はまだ生まれていなかったので分からないのだが、おそらく埃まみれで多くの汗をかきながら目だけはギラギラしている。そんな時代だったのではないかと思う。まさにそれが今のベトナムだ。
これから成長しようとする国を冷静な視点で見られるというのは貴重なことだ。しかも、同じアジア圏なので他国よりも理解できることが多いのが良い。また、それは中国とは違う。やはり中国は国民性など理解できない部分が多い。
ベトナムに来て気になったひとつは、日本が内向き思考であること。もうすでに今はベトナムに進出する海外企業も多い。韓国系、台湾系の企業も進出してきている。そのなかで日本も進出をしている大手メーカーや中小企業も増えているようだが、そこには決定的な違いがあるようだ。
韓国系や台湾系は世界市場を見ながらベトナム進出をしているのに対し、日本企業は日本市場しか見てないということ。つまり、日本国内により安く良いものが供給できるようにするためにベトナムへ進出する。
韓国や台湾と比べれば、国内マーケットが大きいということもあるだろうが、世界に目を向けるチカラはやはり弱いようだ。
しかし、逆に言えば、それだけ市場を大きくするチャンスがあるということである。
ベトナムで気になったことのふたつめは、仕事はいくらでもあるということ。まずはインフラ関連の仕事がいくらでもあると思える。
例えば、今は半端なく多いバイクが道路を走っている。その量には本当に驚かされる。それがGDPが上がり、バイクから自動車に変わった途端、今のままだと道路は大渋滞を起こすはずだ。まずは道路の整備がいる。高速道路も走るだろう。そして、自動車以外の移動手段、電車などがいる。
夕方になるとこれも嵐のように降るスコールが降る。そうすると道路は川のように増水する。下水が整備されていないからだろう。上下水道整備の仕事もある。
そして生活水準が上がれば、食品メーカー、電気メーカー、金融、商社、自動車メーカーなどなどモノづくりからサービス業まで仕事は増え続ける。人口は8000万人。所得レベルが上がれば大きなマーケットとしても機能しはじめる。
そして、気になったこと3つめが、ベトナムはどのような特徴で世界へうってでるのかということだ。今のベトナムは外国資本の下請け工場というのが実際のところだと思う。
いつまでも下請け工場のままなのか?それとも、日本、韓国、シンガポール、台湾のようにその国の特徴を持たせて発展できるのか。
ここには大きなリーダーシップ力がいるはずだ。日本が高度成長期に「所得倍増計画」を推し進め、民間企業が大きく成長をしていったように。今のベトナムには、まだトヨタやホンダ、松下やソニー、三井財閥や住友財閥といった国内で強い企業が少ない。
日本の高度成長期時代と大きな環境の違いは、今はグローバルに展開する強い企業が世界にたくさんあること。そのため国内企業が育つよりも早く外資が参入してしまう。
私はやはりベトナム人が幸せになっていくには、ベトナムの企業が内需を発展させ強い企業をつくっていくことが必要だと思う。このあたりをどう舵取りしていくのか。
そこは政治の力が必要だろう。
ベトナムの長所を活かした特徴づくりを行い、世界へうってでる。そこに日本人として、船井総研のコンサルタントとしてサポートできることがありそうだ。
ベトナムWAYづくり。
今日、ベトナムからタイに発つ。ベトナムはまた来たい国のひとつとなった。
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