ライオンの集団に羊を放せば食べられるでしょ。
昨日は東京で女性営業地域一番セミナーを広島の幸住さんをゲスト講師に招いて開催していた。幸住さんは社員がすべて女性。それで社員一人当たり売上げが7000万円を超える。
女性社員が活躍できる会社をつくっていきたい。しかし、現実にはなかなかそれができない。
また、営業社員の評価を受注棟数といった業績(定量)ではなく、会社の考え方ややるべき行動を確実にやっている社員が高い評価となる定性評価を重視したものに変えていきたい。これもよく聞く話だが、現実にはそれができない。あるいは、実際にやってみたところ業績が下がり以前の制度に戻したという会社もある。
幸住さんは女性営業で成果をあげ、定性評価で社員を評価している。それで、業績を上げている。
その違いは何か?
テクニックや手法として取り組むか、会社を差別化していくためのものとして取り組むか。この違いだ。
女性化も定性評価も、単に手法として取り組むと痛い目にあう可能性が高い。つまり、業績を落としてしまうということだ。
最近は草食系や肉食系という言葉がよく使われる。これで説明をすると分かりやすい。肉食系男子と肉食系女子。これまで営業社員として成果を上げていたのはこのタイプだ。そして、草食系男子と草食系女子。最近、増えているといわれるのがこのタイプ。
果たしてあなたの会社はどのような人たちで売れる組織をつくっていきたいのか?
幸住さんは、草食系女子で成果を上げる組織をつくっている。
肉食系発想のトップが、手法として草食系の取り組みをする。これがまさに女性営業や定性評価をちょっと取り入れてみようとする社長だ。うまくいかない。
なぜなら、好きな食べ物や好む環境は肉食系と草食系では大きく違う。肉食系動物のライオン、草食系動物の羊を見比べれば明らかだ。
しかし、失敗する多くはライオンの集団に草食動物が好む餌や環境を与えようとする。あるいはライオンの集団に羊を放す。
これまでは住宅不動産業界は肉食系集団で業績を上げる会社ばかりだった。それがここ数年は幸住さんのような草食系集団で業績を上げる会社が増えている。
私はこれが大きな環境変化の方向性を示すものであるように思っている。
