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なぜ、韓国は復興を成し遂げたのか?

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 韓国ツアーが終わった。たった2日間だったが多くの気づきと思考、そして共有の機会を得ることができた充実した時間だった。

 

 やはり海外には行かなければいけない。

 

 思考の枠が広がるのと同時に、今の自分自身やまわりの環境を客観的に見ることができる。

 

 そして、今回のようにテーマをもった視察ツアーは、友人と行く海外旅行とはまったく違う価値がある。講師の解説付き視察、そして、現地の人の話を聞くことで多くの新たな視点を得られるのだ

 

 今回も韓国の代表企業サムスン幹部の方から直接話を聞くことができた。

 

 私は韓国にはじめて行ったのは今から約20年前になる。それから5回ほど行っていると思うが、はじめて行ったときのインパクトが最も大きい。

 

 ソウルオリンピックが終わってすぐだったのだが、今のような日韓の交流はまったくないと言ってもいい時代だった。韓国で日本の本やCDが売られるなんて考えられない時代だった。韓国旅行前には旅行会社から諸注意や生活習慣などについて1~2時間の話を聞いた。緊張感をもって韓国に行ったことを今も覚えている。

 

 日本人が韓国に行くというのは他の国に行くのとは違う意味があったのだ。

 

 私がはじめて韓国を訪れてから約7年後の1997年、韓国は経済が破綻するほどの危機に陥った。そして、そこから復興したのが今の韓国だ。

 

 一方、日本は1990年代前半にバブル経済が破綻してから、未だに失われた20年などと言われている。20年も前から復活できないでいるのが今の日本だ。

 

 なぜ、復活できないのか?私は日本が高度経済成長を体験したことがその理由だと考えている。高度経済成長という成功体験が今の失速を招いている原因であり、今もその呪縛から解き放たれていない。

 

 成功体験が次の成長をとどめてしまっているのだ。

 

 日本は高度成長期に国内マーケットと北米やヨーロッパなど先進国を相手にビジネスを展開して伸びてきた国だ。その絶頂がバブル経済。

 

 そして、韓国は1997年の金融危機以降、いち早く世界に目を向けた。それも先進国だけでなく後進国にまで視野を広げた。それは、韓国を代表する企業、サムスンの人材開発戦略を聞けば分かる。

 

 サムスンの人材開発として知られるのが「地域別専門家制度」だ。若い社員を世界各地に放り投げるスタイルで成長を促している。今回ツアーにご一緒していただいた方は、その第1期生だった。その方は、今から20年前に日本に来ている。単身、放り投げられる格好で日本に来た。成田空港から大阪空港へ降りたったとき涙がでたエピソードを話してくれた。

 

 先進国はもちろん、アフリカ、南米など世界各国に人材を放り投げている。20年前からこういった人材開発をはじめ、今ではその数が1万人を超えたというから凄い。これが今のサムスンが世界で活躍するパワーとなっている。

 

 一方、日本はどうだろうか?

 

 商社マンが海外を嫌っているなどという信じられない話が聞こえる。

 

 韓国は1997年の金融危機でひっくり返るほどの変化が起きた。

 

 私が知る20年前の韓国とは、そのときに大きく変わった。

 

 韓国は以前から財閥系企業が強い国だ。それによって生じていた閉塞感をぶちやぶるきっかけになったのが金融危機だったのだろうと思う。

 

 財閥企業の大幅な再編を政府と企業が一緒になって取り組んだ。取り組まざるを得ない危機的状態だったのだろう。

 

 そうした再編を行ないながら世界に目を向けビジネスチャンスが生まれた。そして国民も自分の人生を成功に導くチャンスをかぎとった。それが国のパワーとなり復興を遂げた。

 その点、今の日本はどうか。

 国に危機が生じているという危機感が国民に行き渡っているだろうか。そして、これまでの日本から何を変えようとしているのかが見えるだろうか?政治と企業が一体となっていると感じられるだろうか。

 

 残念ではあるが、日本が生まれ変わるにはもっと大きな危機が必要なのかもしれないと考えてしまう。

 

 1997年の韓国には世界を見ないことには伸びる状況にはなかったのかもしれない。世界を見ざるを得ない状況があったからこそ、今の韓国になったということだ。

 

 今の日本もまさにそうだ。世界を見なければいけない。

 

 しかし、それは同時に日本人が日本を良く知り、これまで以上に日本を大切におもうことだと思う。

 

 そして、そこには「融合」が必要だ。

 

 極地と極地の取り組み。そして、それらを融合させる。

 

 グローバルとローカル。

 

 今の日本には振り幅を大きくする極地が必要だと強く感じる。

 

 中途半端は要らない。

 

 私自身がそのために何ができるのか。じっくりと考えてみたい。

 

 以上、今回の韓国で考えたことだ。面白く、有意義な2日間だった。

 

 また、いつか韓国に来たいと思う。

 

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