1on1ミーテイングの面白さ。

私は今、船井総研にこの春に入社してきた一人の新入社員と継続的に1on1ミーテイングをしている。これまでにも機会があれば、このようなミーテイングをメンバーとしてきた。私はメンターとしてメンバーとかかわるのだが、これが面白い。何が面白いのかというと、相手の変化が感じられること。それが、本当に面白い。
私は5年ほど前から続けて、本格的にコーチングを学んでから、明らかにそれまでの1on1とは違った関わり方ができるようになった。それまでは、どうしても業務確認や仕事での成果の上げ方など仕事中心、しかも、相手の話を聞くよりも私が話していた方が多かった。相手にとっては仕事の場を離れた話かと思えば、同じような仕事の話。楽しくもない、迷惑な時間だっただろうなあと今ではわかる。
今は業務内容などの仕事の話はほとんどしない。そして、仕事で成果を上げてほしいというのは変わらないが、その前に相手の可能性をひろげることや変化成長に関心がいく。そして、私が話すよりも、相手が話し、それを聞く時間を長くするように意識しているし、実際にそうなっていると思う。
さて、このようなことを考えながら今も一人のメンバーに1on1ミーテイングを進めているのだが、3度目くらいまでは彼の変化が感じられなかったが、4度目、5度目くらいから変化成長が感じられるようになってきた。変化の内容は人によって違うのだが、彼は成長には自らの経験こそが重要で、そのためには挑戦をすることが大切なことだということに気づき、そして、日々、小さなことから挑戦を続けている。
それまでは知識を得ること、どのような環境を選ぶかということを考えていた。もちろん、それも大事なのだが私はその姿勢が受け身になっていると感じていた。必要な知識や経験は与えられるものと考え、自ら挑戦をしていくという意識が低く感じていた。
そのことは初めから私は率直に伝えていたが言葉だけでは伝わらない。それに必要な経験をしなければ本当の理解はできない。そこでも、必要なのはやはり経験であり、そのための挑戦である。なので、話を聞いた後は、必要だと思う行動をアドバイスし、実践をしてもらう。
そんなことを何度か繰り返して、4度目か5度目にして、彼の変化成長を感じることができた。それを聞いた瞬間、私は鳥肌が立っていた。感動をしていた。人の変化成長をした瞬間に関わることができるのが、1on1ミーテイングの一番の面白さである。
それが私にも少しできるようになったのは、コーチングを学んだからであり、そのなかでも「待つこと」を学び、その価値の大きさを体験できたことが大きいと思っている。
質問を投げかけて、待つ。そして、変化成長を信じ続けて、待つ。
待つことの面白さは、想像を超えたものがあると今は思えている。

