10年あれば会社は大きく変わる。

私が親しくお付き合いをさせていただいている住宅会社の二代目社長から、先代から社長を引き継ぐときの話を伺ったことがある。
社長を承継する時に、先代社長とひとつの約束をしたそうだ。
「10年後に私は次の社長に社長を引き継ぎます。そして、その時には少なくとも今よりも売上を倍にします。」
このように約束をされた。つまり、社長承継時に社長を辞めるときを決め、その間の目標を決めている。さて、その住宅会社は今はすでに3代目社長が経営をしている。
2代目社長は約束どおりに10年で社長を引き継ぎ、業績は2倍以上に伸ばした。
この住宅会社はオーナー系ではないために、このような社長引継ぎができるとも言える。しかし、どのような会社も10年スパンで会社をどのように伸ばすのか、あるいは変えるのかといった目標や計画は必要だ。
10年もあれば、会社は大きく変わる。しかし、そこに目標や計画がなければ変わらないかもしれない。
会社の成長戦略を考える時に、1年スパンや3年スパンで考えるのと、10年スパンで考えるのとでは、3年の経営戦略が変わってくる。
10年の計画があればじっくりと堅実な手が打てるようになるのではないだろうか。
10年後には今の会社の社長を辞めると考えてみる。10年後はどのような社会になっているだろうか。そのなかで、どのような成長を目指すのか。次の社長は誰がなるのか。次の社長として誰を育てるのか?
そして、社長を辞めたあとは、自分は何をするのか。
次の社長(後継者)を育てるには、今の社長が辞める時を決めることから始める。
10年という時間は使い方によって長くもなり、短くもなる。

