連続起業家・シリアルアントレプレナーから学ぶ

連続起業家と言われる経営者がいる。アメリカではシリアルアントレプレナーと呼ばれ、日本よりもアメリカの方が連続的に起業を続ける経営者は多いようだ。
起業をした会社は売却するなどして、人に譲り、それから新たな会社を起業する。それを次々と行っていくために、起業のプロと言われる。
但し、企業売却はしないで新たな会社を起業するという目で見れば、日本にもそういう経営者は多い。私がコンサルテイングで主な活動領域としている、全国の中小の住宅不動産会社の社長にも多い。
特に、最近は主力事業だけではなく、複数の事業をつくり、その母体となる会社もつくり、ホールデイングス経営を進める企業が増えている。
コロナ禍となりひとつの事業で経営を行うのはリスクがあると見られるようにもなり、これからも複数の会社を経営する社長は増えていくだろう。
そして、連続起業家は次々と事業を立ち上げ、次々と成功をさせていくように、ホールデイングス経営をすすめる日本の中小の社長も次々と新しい事業を立ち上げ、次々と業績を伸ばす会社にしていく。
これはやはり成功体験があるために、新しい事業であっても業績を伸ばすためのコツが分かっているからできることだ。
例えば、主力の住宅不動産事業で地域一番の実績をスピーデイに上げた経験がある社長は、同じ住宅不動産関連であればもちろん、異業種であってもスピーデイに一番店へと成長させていく。
ただし、そこには共通する構造はある。
それは、地域密着型の消費者向けビジネスだということだ。この構造が同じであれば、スピーデイに業績を上げる。もちろん、法人向けビジネスなど構造が異なる事業でも業績を伸ばす社長はいるが、難易度は高いはず。
ちなみに、地域密着型の消費者向けビジネスの構造とは、
・地域一番になるための目標を決め
・競争力がある商品を開発し
・マーケテイング力(店舗、ブランド、広告など)を高める投資を行い
・ビジョン共感型の採用を行い
・オペレーションとマネジメントの仕組みをつくる
以上のようなことだ。
そして、地域一番へと成長ができていないとすれば、この中の何かが欠けている。それを埋めあわせて、主力事業を地域一番にする。
そうすると、その先には、新規事業の立ち上げの可能性が見えてくる。
連続起業家も同じように起業を成功させる構造を経験から理解しているはずだ。その構造とは何なのか?そこに起業を成功させるヒントがある。

