自分は他人、そして他人は自分。

断捨離をする人が増えているようだ。私もその一人。在宅ワークが続き、家にいる時間が増えると、整理整頓をしたくなるようだ。さらに、季節がかわり、衣替えの季節になったことで古着のゴミが増えているとのこと。昨日の日経新聞ではそのことが記事として取り上げられていた。また、これについても私も同じことをしていて、最近、捨てる服をゴミ袋に詰め込んだところだ。
私が行っていることや感じていることが、他の人も同じように感じ考え、そして行動をしていることに気づくことがある。人はそれぞれに違った生活があり、考えていることや感じていること、そして行動も違っているように見えるが、案外、同じことをしているものだ。
例えば、住宅会社や不動産会社では週末になるとモデルハウスの見学会や分譲住宅やマンションの販売会などを行うが、お客様の来場は不思議と重なる。10時過ぎのオープン早々から来る人は少なく、お昼前後と夕方に来場が集中する傾向がある。これなどは、休みの日になるとおよそ同じ時間に起き、同じ時間に朝食を食べ、同じ時間に同じような場所へ出かけ、そして、同じ時間に夕食を食べて寝る。およそ、似た生活をしているのではないかと思う。
なので、自分を知ることは他人を知ることであり、他人を知ることは自分を知ることになる。
マーケテイングは他人の行動を変えることでもある。そのためにはお客様の心理を理解しなければいけない。大企業では多くのお金をかけて市場調査をすることもある。確かに、それで見えてくるものもあるのだが、一方で、その商品やセールスについて自分自身はどう感じるのかといった視点も大事になる。自分を知ることは他人を知ることになるからだ。
また、他人の痛みを知るには、自分もどう感じているかを知ることで理解できることがあるはず。逆に、他人が傷みを感じていることは自分も同じように感じている。
自分を知ることは他人を知る事であり、他人を知ることは自分を知ることである。それは、断捨離でも同じこと。では、なぜ私は断捨離をしたのか?したくなったのか?単に、整理整頓ができていないことが気になり、整えたかったからなのか。なぜ、整えたくなったのか?そこにどのような心理があり、その心理に影響を与えた環境は何なのか?
このように断捨離からも自分を掘り下げることで、他の多くの人が何を感じ、何を考えているのかを理解できるような気がする。そして、それがマーケテイングにも、リーダーシップにも貴重な情報となるように思う。

