粗利率を上げるにはどうすれば良いですか?

粗利率アップは、住宅会社や住宅リフォーム会社のほぼすべての社長が考えていることだ。売上を上げたいと思っていない社長も、粗利率は上げたいと考えている。
では、自社の粗利率に満足をしている社長はどれぐらいいるかと言うと、少ないのではないだろうか。ほぼすべての社長が粗利率を上げたいと考えているが、自社の現状の粗利率に満足している社長は少ない。
粗利率アップは売上アップよりも難しいのかもしれない。その理由は、どんなところにあるのだろうか。
一つ、売上アップのように成果がすぐには上がらない。
一つ、売上アップのような派手さがなく、地道な取り組みが求められる。
一つ、売上アップのように投資をすれば即成果が上がるものではなく、継続的な取り組みが必要。
このようなところではないだろうか。即成果が上がらないことに対して、継続的で地道な活動を続けなければいけないところに粗利率アップの難しさがある。粗利率改善プロジェクトを立ち上げたとして、いつの間にか立ち消えになってしまったという経験をした会社も多いのではないだろうか。
ということは、粗利率アップを進めていくためには、即成果が上がらないものに対して、地道な取り組みを続けていく事が出来れば成果が現れるはずである。実際、私はご支援先企業で粗利率アップ改善プロジェクトを立ち上げることがあるが、確実に成果を上げて頂いている。
ただ、そこにはいくつかのポイントがある。
一つ、一人で進めるのではなく、必ずチームをつくっていただいている。
粗利率アップは一人では出来ない。地道な作業なのだ。チームで支え合いながら進めなければいつの間にか立ち消えてしまう。
一つ、PDCAサイクルをまわすこと
課題を具体的にして、いきなりすべての課題を解決するのではなく、重要度と優先度の高いものを見極めて、一つづつ確実に取り組むようにする。PDCAサイクルは1カ月単位でも構わない。
一つ、すぐに成果を求めないこと
売上アップのように短期間で成果を感じられるものではないことを認識する。少なくとも半年間、私は一年を基準にしている。
つまり、チームで一年間ほど地道な改善活動をまわし続ける。これができれば確実に粗利率は上がる。
社長にすれば粗利率はすぐに上げたいものだろうが、それが失敗の原因なのだ。そして、長期間取り組むことのメリットがある。それはチームの結束力を強めることだ。この場合のメンバー編成は、営業、設計、施工のリーダークラスで組む。そのメンバーの結束力が強まることは粗利率アップだけではなく、売上アップにもつながる。
長期間で成果を上げていくメリットがあることも知っておく。
このような考えで必要な取り組みを進めれば、売上アップ以上に確実に成果が上がるのが粗利率アップである。

