社長に必要なアウトプット(情報発信)力。

菅総理が総裁選への出馬をしないと発表した。退陣が決まった。安倍元総理の後を受けてから1年ほどで退陣することになった。菅総理は、国民に目を向けた内閣として発足し、携帯電話料金の引き下げ、コロナワクチンの加速、デジタル庁の発足など成果を上げているのだが、説明不足でその成果が国民に十分に伝わっていなかったことがある。
安倍元総理は、アピールなど話し方が上手かっただけに、余計に違いが見えたのかもしれない。多くの人から支持を得るにはアウトプット(情報発信)力がいる。
このことは、会社の社長にも言える。やはり業績が良い会社は社長に発信力がある。魅力的な内容を分かりやすく伝えられている。社長の考えを理解できている会社と何を考えているのかが分からないと思われている会社では業績に違いがでる。
社長は会社の業績を伸ばしたいのであれば、アウトプット(情報発信)力を高める必要がある。苦手と言う社長もいるかもしれないが、それは社長業として必要なスキルだと考えて高める努力が必要だ。
そのために、日ごろからアウトプット習慣を持つようにする。例えば、朝礼で定期的に話す、社員に向けて定期的に一定量の時間を話す時間を設ける、社員に定期的にメールなどを利用してメッセージを送る、経営計画発表会で社内外に方針を話す、等。
アウトプットする機会を設けてしまう。そして、それを着実にこなしていく。そのときは、事前準備をして、そして話した内容は録音をして聞き返す、また聞いていた人からフィードバックを受ける。そのようなことをしながら話し方を研究する。本を読んでも良いし、今ではYouTubeで研究することもできる。
これを一年続ければ、間違いなく話すチカラも書くチカラもつく。
私も今では、もちろんまだまだではあるが、書くことも話すことも、ある程度はできるようになった。しかし、以前の私はどちらも苦手だった。文章を書こうとすれば多くの時間がかかるし、人前で話すのは避けていた。しかし、今の仕事をするにはそのようなことは言ってられない。続けているうちに、何とかできるようになった。
菅総理も話す訓練をしていれば、このようなことにはならなかったかもしれない。これまではトップを支える役割で成果を上げてきた人だと聞くから、多くの人に向けてアウトプット(情報発信)する機会は少なかったのかもしれない。
政府はトップを変えることができるが、地域の中小企業では代わりとなる社長がいない。そのため会社の業績は変わらないまま、あるいは下がるしかない。
そこでは、トップ自身が変わるしかない。

