理念、ミッション、ビジョン経営の先にあるもの。

最近はパーパス経営という考えもある。企業は何のために経営をするのか?どのような社会課題を解決していくのか?そういったことを理念に掲げた経営がパーパス経営である。
パーパスでも、理念でも、ミッションやビジョンでも、これからの企業経営では何のために経営をしているのかを明確にすることが求められている。ただ、売上目標を追っかけるのではお客様や社員が集まらない会社となっていく。
そして、そのような理念経営を突き詰めていく経営スタイルを続けることで、業種の枠を超えた経営ができるようになる。
その会社で働く理由は、自分自身の成長が見えるかどうか?成りたい自分の姿がその会社に入社することで見えるかどうか?これから若い人を採用するには、そういったことが益々重要になる。特に、成長意欲が高い人を採用するには欠かせない。
20代~30代の会社の選び方は40代~50代以上とは違ってきている。私たちの世代は給与条件や会社の知名度や規模、業種で企業を選んでいた。私が船井総研へ入社したのは、コンサルタントになりたかったから。その先に独立して企業経営をしたいという想いがあったからだ。そして、舩井幸雄さんのことを知っていたこともある。しかし、船井総研という会社のことをどこまで知っていたかと言うと、ほとんど知らなかった。今のように情報があふれてもいなかったので、見えなかった。
また、成りたい自分が描けるかどうかは、キャリアプランを用意して、それを説明することではない。「入社後に成長していく姿を分かってもらうためのキャリアプランを作っているから大丈夫だ。」と考えていると大きな間違い。
その会社は何を目指しているのか?そして、社員にはどう育って欲しいと思っているか?それによって社会をどう変えようとしているのか?こういったことが伝わる理念やミッション、バリュー、そこから生まれた社内の取り組みがあること。
成りたい自分とは、つまり自己実現ができる会社と見えているかどうか?
そして、自己実現ができる会社と見えれば、その会社は業種の枠を飛び越えて、働きたいという人が集まる会社になる。たとえ不人気業種でも人は集まってくる。働くことは目的(自己実現)を果たすための手段となるからだ。そして、そこには同じ仲間がいることで、お互いに切磋琢磨する環境になる。
パーパス、理念、ミッション、ビジョン、バリューは、業種の枠を飛び越えて人を集めるパワーがある。先進的で成長が見込まれる業種だから人が集まるのではない。不人気業種と言われる会社でも多くの若者を集めて、コロナ禍でも変わらず右肩上がり成長を続ける会社はある。

