派閥のメリット・デメリット

自民党総裁選の候補者が固まり、これからは投票に向けた活動が本格化する。こういう時に必ず出てくるのが「派閥」である。「●●派は誰を支持するのか?」のニュースが目立ってくる。党内政治という印象を強くするのが派閥政治である。
ところが、今回の総裁選は派閥が効かなさそうだ。最大派閥と言われる細田派と麻生派が派をあげた候補者を固めるのはやめたようだ。この動きに他の竹下派、二階派、石原派も続き、5派閥が事実上、自主投票になりそうだ。
さて、この「派閥」と言われる摩訶不思議な集団であるが、これは企業の組織内にもあると言われる。それには派閥政治が濃くでる組織とあるのかないのかが分かりづらく何となくなるのかなぁと感じられる組織まであるが、まったくない組織の方が珍しいかもしれない。
ちなみに私は2社の会社組織を経験しているが、どちらも派閥を感じることはない組織だった。特に今のコンサルテイング会社は自由な社風を大事にしていることもあり、ほとんど感じられない。
派閥と聞くと「悪い」イメージが抱かれると思うが、時と場合によってはメリットもある。例えば、会社で言えば高度成長期のようなときに成長が前提となっている場合は派閥で動く集団の方が強いのではないだろうか。派閥のメリットは組織の結束力が強くなることである。時間をかけずに一致団結力や意見をあわせていく。それが功を奏するのは成長が前提となっている時である。
ところが、今の時代のように変化が激しく、また成長が前提となっていない時代になると、派閥のデメリットが目立つようになる。早期に一つの意見を固めて突き進むのはリスクがある。それよりも、色々なアイデアを試して、失敗を前提としながら進み、その中から上手くいくものを見つけていく。それによって環境変化に適応をしていく。
自民党もついにそのような党に変化しようとしているのだろうか?しかし、そのような組織でも大事なのはスピードである。様々なことを試したり、検討をしているだけでは時間を浪費するばかりになる。新しいことへ挑戦し、改革を進めるスピードを実現させながら、リーダーシップを発揮する自民党にぜひなってもらいたい。
ところで、今の時代も派閥を強く効かせる会社組織はあるのだろうか?むしろそのような会社は今、どうなっているのかを知りたい。

