業績アップに必要なステップ

会社の業績を上げていくための、モデルとなる企業を探し、そこから学び同じように実践をしていく。芸事の世界で弟子が師匠から教わりながら成長をしていくように、人も会社も成長をしていくためには、モデルから学ぶことが大事。
ただ、モデルと同じように取り組んだからと言って、同じように成長していくとは限らない。また、師匠はすべての弟子に対してまったく同じように教えているかというと恐らくそうではないと思う。弟子によって少しは教え方を変えている部分もあるはずだ。
コンサルタントも同様にご支援先に向けて、どの会社へも同じことをしているかというと、決してそのようなことはない。
船井総研では今、ご支援先企業の内部、外部環境分析をして、戦略を組み立て、実行プランを具体化するといったコンサルテイングを主流にはしていない。ソリューションという言い方をしているが、業績が上がるビジネスモデルをパッケージ化して、その導入支援が主流となっている。
そうすると、どの会社へも同じコンサルテイングをしているように聞こえるかと思うが、決してそのようなことはない。少なくともこれまで多くの経験を重ねてきて、実績も多く上げているコンサルタントはそのようなことはしていないはずだ。
その会社の状況に応じて、最適化するように提案するビジネスモデルを変えている。あるいは、必要なステップを組み立てるようにしている。
例えば、私がいま主に提案をしている戸建てリノベーション事業のコンサルテイングであれば、ご支援先企業の営業社員の能力に応じて変えている。
施工管理や設計業務の経験がある人やすでに住宅やリフォーム営業で成果を上げた経験がある営業社員がいる会社に求めるものと、まだ経験が浅く知識も乏しい営業社員がいる場合では、営業フローの組み立てやKPI設定を変えている。
このようにして説明をすれば当たり前なのだが、そのような調整ができるのは、ご支援先企業を他の会社と比べて客観的に見ることができるからだ。
師匠が弟子によって教え方を変えるのも、多くの弟子を見てきたなかで客観的に見られるようになっているからだ。
しかし、それは弟子本人には分からない。また、コンサルテイングを受ける企業も分からない。
モデルに学ぶことはとても大切なことである。ただ、そこから学ぶときに自社のことを客観的に見えていなければ、モデル企業から今学ぶべきことが何なのかが分からない。すべてを導入しても上手くいくとは限らない。
業績アップなど成長にはステップがある。一足飛びにはいかない。コンサルタントであれば、ご支援先企業に応じて必要なステップを組み立てることで、成功体験を感じてもらいながら成長支援をしていくことが今は最も重要になってきている。

