業績アップが先か、社員採用が先か。

業績が伸びて人が足りなくなりそうだから、採用する。
あるいは、
業績を伸ばす計画を立てているから、そのために採用する。
例えば、これからの5年は毎年120%成長を目指すと決めたとする。その理由もしっかりとしたものがあり、そのためにも5年連続120%成長は絶対である。
仮に、その住宅会社では年間30棟の実績を上げている場合は、
30→36→43→52→62→75
となり、5年後は今よりも倍以上の売上になっている。売上高は6億円くらいから、15億円以上になる。
戸建てリノベ事業で今の売上が3億円だとすると、5年後は3億円→7.5億円になる。
そして、この成長を実現させていく組織計画を立てることで、これから必要になる採用人数が見える。その採用計画に沿って採用活動を進めていく。
これが業績を伸ばす会社がやっていることだ。
このようにして採用を進めると会社では何が起きるのかというと、半年後には新しくメンバーに加わる人数が分かり、そのメンバーが加わることで目標がどれだけ上がるのかも分かる。
当然、今の売上では足りない。新しいメンバーが加わったとき、予算を達成していくための仕掛けを今から準備をしないといけない。このような発想になる。
さらに、社長は社員が増えることを想定した戦略を描かなければいけなくなる。
つまり、人が増えることが戦略を具体化させ、それが会社を成長させていく。採用が会社を成長させていくエンジンとなっているのだ。
船井総研も、ここ10年で業績を伸ばしているが、これは新卒の大量採用を始めたタイミングとほぼ合致する。
しかし、多くの会社はこのようなことはしていない。
社員が増えることを経費増と考えている。利益が減ることを恐れている。そのために、人が足りないと感じ始めたときに採用を始める。あるいはチームのメンバーを増やそうとする。
業績が伸びてから、採用をする。
これは採用が成長エンジンになっていない。この違いはどこに最も現れるかというと、社長やリーダーの戦略思考である。目標を達成するための戦略が立てられない。
なぜなら、業績が上がれば・・・と考えているからだ。視点も今にある。戦略思考に必要な未来になっていない。
業績アップが先か、社員採用が先か。
鶏が先か、卵が先か。
これは分かりづらいのだが、業績アップが先か、社員採用が先かはハッキリしている。
社員採用が、先である。
社員採用やメンバー増員の計画があるから、業績が伸びる。

