新規事業の立ち上げを決めたのであれば、進む事。(チェック済)

当たり前の話なのだが新規事業の立ち上げを決めたのであれば、具体的な行動に移していかなければ何も変わらない。新規事業を立ち上げようと思っているが、まだ条件が整わないので立ち上げられない。
そのようなことを仰る社長が時々いる。しかし、経営資源が限られる中小企業で条件が整ったから、新規事業を立ち上げるというような事をしている会社はない。そのような時は、永遠に来ないから。
では、新規事業の立ち上げの実際はどうかと言うと、まだ準備が十分には整っていないが、それでも立ち上げているのだ。そして、実際に事業を前に進めながら準備を整えていっている。
例えば、住宅会社が戸建てリノベーションを専門に扱う事業部を立ち上げるときも同じ。そのときによく聞かれるのが事業を任せられる社員がいないことや大工さんも足りないなど。人員が揃っていないためにたち上げられないと言う。
しかし、繰り返しになるが、実際に事業を立ち上げている会社は、このような人材を十分に揃えてから事業を立ち上げていない。その中には、立ち上げた時には専門の営業人材がいなかった会社もある。
戸建てリノベ事業では専用のリノベモデルハウスをつくっていただくようにしているが、それ用の中古物件を仕入れて、解体、施工工事をして完成し、モデルハウスオープン時に採用面接をして、ようやく専門の営業人材が揃ったという会社がある。
その会社が今はどうなっているかと言うと、その時に採用した人が、3名の若い営業人材を率いるリーダーになっている。当然、業績も伸びている。モデルハウスも1棟目を売却し、すでに2棟目をオープンさせている。
一方で、この会社が事業を立ち上げて、1棟目のモデルハウスがオープンした頃から、「この事業を立ち上げたいが、うちの場合は・・・云々かんぬん」と言いながら、今も立ち上げていない。そして、今も同じことを言っている。
結局は事業を立ち上げるのか、それとも立ち上げないのか?それを決めきれないでいる。立ち上げないのであれば、そう決める。そうすれば、また他の新規事業にも興味が向かう。
中途半端な検討中というのが何も生まない。
中小企業では新規事業の立ち上げに関わらず、経営資源が十分に整うというようなことはない。もし、そのように感じているとすれば、会社の業績が停滞しているのではないだろうか。
経営資源に不足を感じながらも経営を進めていく。経営を進めながら、必要な資源を整えていく。また、そうでなければ経営資源が揃ってこない。
社内で人材が足りない、あるいは大工さんが足りない。このようなことを変えていくためには事業を立ち上げること。事業を立ち上げることで、人材も大工さんも揃っていく。
論理的ではないが、そういうものだ。

