整調期をつくるのも、戦略。

会社は常に成長トレンドになっていなければいけない。下降トレンドではなく、上昇トレンドで居続けるということ。もし、そうでなければ衰退が始まる。
しかし、これは売上アップを常に続けるという意味ではない。会社の成長は売上だけでは測れない。
急成長で売上げを伸ばし続けていた会社がおかしくなり、それまでとは打って変わって悪くなり、売上も急に落としていく。そんな会社もある。
ただし、売上のアップダウンはありながらも、大きくは上昇していることが会社には必要。業績にはいくつかのパターンがある。
増収増益
増収減益
減収増益
といったように。他にも売上維持で増収。増収で利益維持といったパターンもあるだろう。
会社の成長には、「成長期」と「整調期」を繰り返す必要がある。成長期とは文字通り売上アップ。そして、整調期とは売上を維持しながら利益率アップを目指すか、それまでの売上アップで出てきた課題を解決し、来期以降の新たな売上アップへつなげていくために必要なことに取り組む。
例えば、人材開発。
採用や育成に取り組む。そのために必要な仕組みを整える。
あるいは、事業開発や店舗開発。
新たな売上をつくるための仕掛けに取り組む。
もちろん、このような未来に向けた仕掛けを売上アップをしながら同時に取り組むのがベスト。しかし、実際には限られた人材で業績アップに取り組む中小企業では難しい面もある。下手をすると来期以降の新たな仕掛けや準備に取り組んだために、今期の目標売上が達成できなくなってしまうことがある。
今年(今期)はどういう一年にするべく取り組んだのか?売上アップが第一だったのか?それとも減収をしてでも来期以降の仕掛けや仕組みづくりが第一だったのか?あるいは、売上アップ以上に粗利率アップを重視するのが目標だったのか?
その年、あるいは半期や四半期のテーマを持っているかどうか。そのうえで、行動計画を立て、実行し、結果はどうだったのかを検証する。
単なる結果論ではなく、狙いやプロセスがあった上での結果なのかどうかが、また次の年につながる。
そういうことからすると社長やリーダーは会社(組織)の一年の成果だけではなく、二年先、三年先に目指す姿が見えている必要がある。
それがなければ戦略的な思考は生まれない。

