企業成長の波に乗れているか? ~シェアアップの限界~

トヨタ自動車が世界を代表する自動車メーカーになれたのは、なぜか?
ソフトバンクが数兆円の利益を上げるグループになれたのは、なぜか?
アメリカのGAFAがここまで大きく成長したのは、なぜか?
日本企業も、アメリカ企業も、大きく成長している会社には共通することがある。そして、そのことは地方で業績を伸ばす住宅会社や不動産会社にも共通する。
アメリカで企業の成長には何が影響しているのかについてレポートが発表されている。それによると企業成長に影響を与えるものとして3つのことが紹介されている。それが、
・市場の成長
・M&A
・シェアアップ
である。アメリカのGAFAは市場の成長とともに大きく成長してきた企業の代表例。また、トヨタも国内の自動車需要が頭打ちになるとアメリカではエコカーの市場成長に乗り、後進国では自動車需要の高まりの波に乗った。ソフトバンクは積極的なM&Aも展開させながらグループを大きくしてきた。
残念ながら既存商品で、既存市場で売上を伸ばすシェアアップで会社を大きく成長させた会社は、市場の成長やM&Aと比べると少ない。
実際、その影響度も数字で表されている。
・市場の成長 65.3%
・M&A 30.6%
・シェアアップ 3.9%
なんとシェアアップは3.9%である。これでは企業の成長にはほとんど影響しないと言っているのと同じだ。シェアアップよりも市場の成長に乗ることが業績を伸ばす影響が強く、その方がスムーズに伸びる。
住宅会社でいえば、既存の注文住宅商品で、既存の商圏で事業を続けながら業績を伸ばすのは、いかに難しいかという事だ。
それを進めながら同時に、市場成長が見込まれる新しいエリアへ展開することや、中古住宅ビジネスを立ち上げるなどをしなければ業績は伸びない。実際に、業績を伸ばしている住宅会社や不動産会社はそのような展開を進めている。そして、そのなかでここ数年はM&Aを進める会社も出てきている。
あらためて紹介するが企業成長に与える影響度は、
・市場の成長 65.3%
・M&A 30.6%
・シェアアップ 3.9%
である。これはアメリカで発表されたデータではあるが、おそらく日本も似た状況にあるだろう。
この数字を見て、自社をこれからどのように成長させていくのかを考える必要がないだろうか。

