専門店化、専業化のリスク。

コロナ感染拡大により業績が厳しいお店や会社が増えている。
ただ、その温度感は業種やお店によって違いがある。厳しいのはパチンコやゲームセンター、ネットカフェのようなアミューズメント系、飲食店、旅行関係といったところ。
住宅不動産業界では、水廻りを中心とする売上数億円といった住宅リフォーム会社で厳しいところが増えている。業種によってはまったく影響を受けていないといったものもあるが、厳しい状況にある会社が増えている。
そういう中で今、比較的強いのは複数の専門店業態をもつ企業や業種をまたいで事業展開をしている企業である。逆に、今のような逆風になるとひとつの専門店だけ、あるいは業種だけで事業展開をしている会社は厳しいところが多い。
一本の矢よりも、三本の矢が強い、という訳だ。
今の日本経済は成長期を過ぎ、成熟期である。成長期であればひとつの業種での総合型展開で業績は伸びるのだが、成熟期を過ぎるとそれでは魅力が感じられないお店となり伸びない。
その代表例が、百貨店である。地方の百貨店はどんどん閉店されている。
そのため、専門店化を図る。それは確かに成熟期では伸びるのだが、今のような逆風が吹くと、ひとつの専門店、さらに言うと業種での展開はもろいことが分かる。
そこで、専門店化を図り業績を伸ばしているところ見ると、その多くは複数の専門店業態を持っている。また、その延長線で業種をまたいで展開をしている。
確かに専門店は時代のニーズではあるが、専門店展開を始めるのであれば、初めから複数化を図っていくことを構想に入れておくべきなのが分かる。
ピンチを迎えて強くなる。あるいは、ピンチをチャンスにする。
そのひとつの方法として、今の単一事業、単一専門店からの脱却を図っていくことがある。

