大企業病を治療する方法。

大企業病と言われるものがあるが、それは一体何だろうか?
・何かを変えようとしたときに、これまで以上に時間がかかる
・会社へ提案をしたことが決まるまでに時間がかかる
・組織内で忖度をしなければいけないことが増えてくる
など。こういったことが感じられるようになると、「ウチの会社も大企業病なのかな?」と社員は言い始めるのだろうか。
さらに今は、コンプライアンスがうるさくなっているから、やっては駄目なことが増えたり、これまでなかったルールが増えたりして、業務外の作業が増えると、大企業病を感じ始めるのだろうか?
会社が大きくなることは決して悪いことではない。会社が大きくなっても、スピーデイに活発に動く組織になっていれば良いだけのことだ。
業績が安定的に成長をしているときは、特に問題はないだろうが、今のような非常事態となったとき、大企業病のような状況でいると会社は一気に悪くなる。
では、そういう時に会社を変えられるのは誰だろうか?あるいは、平常時でも大企業病を変えられるのは誰だろうか?
やはり、どれほど会社が大きくなったとしても、会社を変える最も大きな影響力を持つのはトップである。大企業でもトップが変われば会社が変わるのは、いくつもの例がある。
ということは、トップが会社で何が起きているのかを常に知っていることが大切になる。しかし、会社が大きくなると現場で仕事をする社員の声がトップに届きにくくなる。
そして、トップは社内で本当は何が起きているのかが感じられなくなる。
やはり、これが大企業病なのだろうか。
現場社員の声、それも不平・不満に思っている事や困っていること、無駄な仕事をしていないかどうかや社員同士の連携はどうなっているのかなど、会社が大きくなっていくなかで、それまではなかった状況が生まれていないだろうか。
トップは、昔のままだと思っていることが、実態は違ってきているということだ。
そういう意味では、現場社員の声がトップに直接届くためのホットラインや食事会、フランクな質問会などは、トップが今の現場を感じるための貴重な機会である。
そうしてトップは常に現場で何が起きているのかを感じ、戦略を進めていくための障害が組織内で起きていないかどうかを見続けること。そして、必要なことは変えていくこと。
会社が大きくなることは、それまでにはなかった仕事が増え、それまで以上に多くの人との連携が必要となったり、承認が必要になることが多い。
そういうことはできるだけ排除して、シンプルな組織や業務が進む状態をつくり、価値を生み出すための仕事をする時間を増やす。
これが大企業病の治療法だろうか。

