売上目標はいつ決まる?

「段取り八分、仕事二分」は、良い仕事や成果を上げるための準備の大切さを説いている。
さて、大手企業では中期事業計画をつくり、発表している会社が多い。おおよそ3年分の売上計画と大まかな戦略をまとめて発表している。
これはある意味、3年前から売上目標を立てていることになる。
ところが、中小企業で3年先までの売上目標を立てている会社は少ない。地域一番店クラスになってくれば立てている会社も多くなるが、小さい会社ではほとんど立てられていない。
さて、鶏が先か卵が先かのような話になるが、事業計画を立てるから一番店になっているのか?それとも、一番店になったから事業計画を立てているのか?
これは、段取り八分、仕事二分の考え方からすると、事業計画を立てているから一番店になっていると考えられ、コンサルタントとして多くの会社を見てきた経験からしても、そう思っている。
一番店のなかには、規模がまだ小さい頃から事業計画をつくり、その達成に向けて経営をしてきた結果、大きな規模になった会社を私も多く見てきた。
事業計画なきところに、売上アップはなし。
とも言えるものだと思っている。
ところで、あなたの会社が住宅会社だとすると来期の売上目標はいつから考え始めているだろうか?もし、期末の直前だとすると遅い。それでは必要な段取りが整わない。
ちなみに船井総研は一年の締めくくりは12月となっていて、毎年1-12月間で目標を設定している。そして、毎年、来年の目標について考え始めるのは8月のお盆を過ぎたあたりから。9月には本格的に組み立てはじめ、11月には固まる。
住宅会社の場合はどうだろうか。私は期末の5ケ月前には検討を始めるように伝えている。住宅会社ではその頃になるとおよそ今期の完工売上が見えてくる。
今期の着地を見据えながら、来期の事、さらにその先の3ケ年分の売上目標を立てていく。なかには、経営計画合宿を一泊二日をかけて行う会社もある。
段取りに時間をかけている。
それから、売上目標と同時に達成のために必要な取り組みを検討する。戦略的な投資計画や採用計画なども組みたてる。
ここで、売上目標の達成が見えるかどうか?
売上目標を早くに立てることが、同時に目標の達成にもつながる。
期末に急遽つくる会社と5ケ月前からしっかり検討をしてつくる会社。どちらが売上を伸ばすかは明らか。
売上目標の達成も、段取りで決まる。

