売上の壁とは何なのか。

会社の売上を伸ばしていこうとしたとき、売上の壁があると言われる。
3億円の壁
5億円の壁
10億円の壁
30億円の壁
といったように。この壁を乗り越えていく会社もあれば、乗り越えられずに売上を伸ばせないでいる会社もある。
なぜ、そのようなことが起きるのか?
それは、売上を3億円までに伸ばす方法と5億円に伸ばす方法が違い、同じように5億円までに伸ばす方法と10億円に伸ばす方法、そして、10億円までに伸ばす方法と30億円に伸ばす方法が違うからだ。
売上3億円くらいまでは社長のマンパワーで伸びる。しかし、5億円になろうと思えば社長ともう一人はマンパワーで上げられる人が必要になる。そういう人が社内で持てるかどうか。
さらに、10億円になるにはマンパワーの限界がくる。会社の仕組みで売上を伸ばす体制に変えていかなければいけない。
聞くだけであれば、このことはそれほど難しくは感じられないかもしれない。しかし、現実は簡単ではない。特に、何が難しいかと言えば、それまでの成功体験や伸びてきた要因など上手くってやってきたことを捨てなければいけないことである。
例えば、マンパワーで会社の売上を伸ばしてきた社長が営業をしなくなるのはもちろん、そのやり方も捨てなければいけない。およそ社長の営業レベルは高いものであり、他の人にはできない。あるいは、社長だから売れたということもある。
これまでの成功体験を捨てなければいけない。そして、新しいやり方を導入しなければいけない。それは、社長がこれまでやってきたやり方とは違う。そのために、抵抗を感じる。
こういうことを乗り越えていかなければいけないのだが、それが難しい。
つまり、売上の壁とは会社の仕組みや人材の問題ではない。一番の本質的な課題は、やはり社長が変われるかどうかである。これまでの成功体験を捨てられるかどうか。
組織はトップで99%決まると言われる。
社長が変われば会社が変わる。社長には厳しい言葉ではあるが、これが本質。会社における売上げの壁とは、社長自身の壁である。
社長が、それを認めて変われたとき、売上の壁を超えていく。

