名は体をあらわす ~Facebookの社名変更より~

Facebookが社名を「Meta」に変更すると発表した。これは「メタバース」と言われて注目を集めている仮想空間事業を今後の主力にしていくことを表しているようだ。メタバースとは、超という意味のmetaと宇宙という意味のuniverseを組み合わせた造語となっている。
仮想空間と聞いて思い出すのは、「セカンドライフ」。一時は多くの人の注目を集めた。今のメタバースには3つの特徴があると言われている。
一つは、「VR空間でのコミュニケーションの活性化」。技術の進化で仮想空間のなかでアバターを通じて、身振りや手ぶり、表情も表現されるようになっている。そのことで、より自然なコミュニケーションが仮想空間でできるようになっている。
二つ目は、「仮想空間での経済活動」。これまでにも仮想空間でのゲーム内で流通している通貨を現実の通貨に換金するというものはあった。ブロックチェーン技術を組み合わせることで、これがさらに高度な経済活動へと発展する可能性がある。
三つ目は、「仮想空間の登場で現実世界に起きる変化」。これもすでに起きていて、人気ゲームのあつもりに企業や公共団体とのコラボが誕生している。また、今はコロナ禍で多くの人が集まりづらくなっている。音楽コンサートなどが開かれなくなっているが、それも仮想空間で楽しめるようになる。
5Gが使われるようになるなどテクノロジーの進化で新しいネット環境やネットとリアルが融合された世界が生まれるとされている。その流れに乗っていくためにFacebookはMetaへと社名変更する。
これによってFacebookが変わっていくのは間違いないだろう。なぜなら、特にこの社名変更はFacebookがこれから何をしようとしているのかが、社内外を問わず分かりやすく伝わる。ただ、社名変更は簡単にできるものではない。船井総研でも一時期そのような話があがったことがあったが、今も変わっていない。松下電器がパナソニックに変わった事例はあるが、社名変更は創業者や創業者一族が経営を進めている場合はまだやりやすい。
社名変更は名は体を表すというように企業イメージを変えるのにこれほどインパクトがあるものはない。まだまだ数は少ないが地方の住宅会社でも事業承継のようなことを機に、社名を変える例はある。そして、それを機に事業転換を進め、また新たな成長軌道に乗せている。
もし、会社名を変えるとすれば、どのような名前にするのか。それはこれからの時代を見据えたものになるはずだ。そのときはこれから世界や時代がどのように変化していくのかも考えることになる。
変えるとすれば、どのような社名にしますか?

