勇気がない、自信がないと言う前に。

初めてのことに挑戦しようとするとき、スッと挑戦できる時といつまでも悩みながらできない時がある。スッと挑戦できる時というのは、「やりたい!」という気持ちが強いか、今の状態が嫌になっていて「変えたい!」と思っているような時が多い。
一方で、いつまでも悩み続ける時というのは、それほど「やりたい!」と思えていないか、今の状態を変えるのが怖いと思っているような時だ。ただ、すぐに忘れてしまうことであれば気にしなくても良いのだが、「やはり変えたい!」とか「変えなければいけない。」と何度も思うことであれば早く挑戦をした方が良いのかもしれない。
そして、そのような時に変えられない、あるいは挑戦できない理由として言うのが、「勇気がなくて」とか「自信がないので」といった事。
例えば、住宅会社の営業社員が個人として成果を上げられるようになり、また、後輩への指導もできているので、店長など管理職になる打診があった時に、まだ自信がないからと断ってしまう。あるいは、私がコンサルタント駆け出しの頃を思い出すと、社長に言うべきことは分かっているのだが、言えない時があった。それは、相手の社長の感情や機嫌を損ねてしまうことを怖れていた。その時に、先輩や上司から指摘された時に、「なかなかそれを伝える自信がなくて…。」と答えていた。
また、今では逆に私が若手コンサルに言うことがある。「なぜ、あの時に、もっと突っ込んだことを言わなかったのか?」や「もっとズバリと提案をしなかったのか?」と。その時に返ってくるのが「いやぁ、それを言う自信がないです。」である。
そして、そこで、私が言うのが「自信があるとか、自信がないとか関係ない。勇気があるとか、ないとかも関係ない。必要なのはご支援先の業績を上げると決めているかどうか、絶対に上げきる!と決めているかどうかにある。」という事。
つまり、勇気がないとか自信がないとかを言う前に、「決める」ことが必要。もっと言うと、決める強い意志力が試されていると思った方が良い。決めきれていないのである。
先ほどの営業社員であれば、これからの将来自分どうなりたいかを決めきれているのかどうか。もし、このままで行くと決めているのであれば悩むことはない。管理職にはならないと決め、営業として能力を高めていけば良い。コンサルタントも同じで、これからどのようなコンサルタントになるのかを決めなければいけない。トップコンサルを目指すのかどうか?
私は一度転職をしているが、それを決められたのは、コンサルタントになると決めていたからだ。
転職が決められない、あるいは独立が決められないことを勇気や自信がないからと思っているとすれば、それは勇気や自信がないのではなく、決めるための強い意志力がないと思った方が良い。
社長が今の規模以上に会社を大きくすることを決められないでいるのも同じことだろう。
決める意志力が試されている。

