公開主義と非公開主義。

中小企業の経営者は2タイプに分かれる。
自社が取り組んでいることを他社が参考になることであれば積極的に公開をする社長と、公開を渋る社長がいる。舩井幸雄さんが生前よくお話をされていたのは情報は出せば出すほど、どんどん入ってくるようになるから、知っていることはすべて相手に与えなさいということ。
私は業績を伸ばしている会社やユニークな経営をしている会社の社長に取材をお願いする手紙を書くことがある。そのときも2つに分かれる。好意的に受け入れてくれる社長と拒まれる社長に。
そして、好意的に受け入れてくれる社長の会社をその後も見続けていると、順調に業績を伸ばしている会社が多い。コンサルタントも同じで公開主義の方が成果を上げ成長をしていくようだ。
情報を出し惜しみする経営者やコンサルタントの気持ちも分かる。その情報を出すことで競合会社が強くなったり、新たな競合会社が生まれるかもしれない。せっかくこれまで苦労をして成果を上げてきたものを簡単に真似されるのは面白くない。そう考えてしまう気持ちは私も分かる。
しかし、
「情報は与えれば与えるほど、あらたな情報が入ってくるから与え好きになりなさい。」
と言われる。
では、なぜ情報を出せば出すほど、新たな情報が入ってくるようになるのか?これを理解しておけば良いのではないだろうか。これまでアウトプット型の社長やコンサルタントを多く見てきて思うのは以下のようなこと。
・情報を得た人がそれを活かして成果を上げるとその企業が注目をされるようになる。
・その企業に興味をもつ社長が増え、聞かれるようになる。そこで、口コミや評判が立つ。
・その会社も初めに情報をだした会社に興味を持ち訪ねてくる。
・そこで新たな出会いが生まれ、情報を提供することで感謝され、その会社からも情報提供を受ける。
・こういったサイクルがあちこちで生まれる。
・業界でも評判になり、多くの会社から連絡が来るようになり出会いが増える。
・それが、新たな情報を得ることになっていく。
・また、情報を提供することでその会社に多くの感謝が集まるようになり場がよくなる。
・その会社で働く社員が多くの方から注目をされることで会社により誇りが持てるようになる。
このようなことが起こり始めるのだろうと思う。これは会社も人も同じ。
そして、気になる競合会社が強くなることや新たな競合会社の出現は、仮に情報を出さなかったとしても、そうなるときはそうなる。
なので、大事なことはそうなったとしても影響を受けない強さを持つこと。会社で言えば競争力を高めることである。情報を出すことで新たな情報を得ることになり、それを経営に活かしていくことが会社を強くしていくことになる。
情報を出すことが得になる。
こう思えることが情報を活かした経営を進めるには必要になる。

