住宅会社のプリン専門店が流行る理由。

船井総研は住宅業界以外でも様々な分野でコンサルテイングを展開している。そのなかで地方創生をテーマにしている部門があり、プリン専門店をコンサルテイングしているチームがある。
数年前から業績アップのソリューションとして展開をしていて、今では全国で数十店舗の立ち上げコンサルテイングを行っている。そのなかには、住宅会社もある。
なぜ、住宅会社がプリン専門店を立ち上げるのか?
収益を上げるためではあるが、それであれば住宅関連の事業を立ち上げれば良い。プリン専門店の展開を始めることで、住宅会社という見え方とは違ってくることで、採用活動への影響が大きい。住宅会社としての枠を外したビジョンを描けるようになる。
さて、住宅会社が立ち上げるプリン専門店の業績はどうかと言うと、立ち上げはスムーズに進んでいる。異業種からの参入ではあるが好調な滑り出しをしている。
聞くと、このプリン専門店を立ち上げるのは、従来の和菓子屋さんや洋菓子屋さんは、ほとんどいない。長くそういうお店を経営してきた会社からすると、非常識な業態に見えるようだ。お菓子屋さんは品ぞろえを幅広くしなければいけないという考えがあるようだ。
それを、プリン一品に絞ってお店を経営していったときに成功イメージはわかないのだと言う。
住宅会社の社長からすれば、そのような常識はまったくないので、業態がユニークで他に利益を上げるモデル店があれば参入する。そして、利益を上げる。それも、従来のお菓子屋さん以上の高収益なお店をつくる。
もちろん、永続的に収益を上げられるお店として続けられるかどうかはこれからなのだが。
このような「狭属性専門店化」で収益を上げる事業の組み立てにはいくつかの成功要因がある。
・流入商圏型か大型商圏 → 商圏人口が多くとれること
・省人化 → 製造工程の機械化
・素人化 → パート中心で製造から接客の店舗運営ができる
・高商品力 → プロの職人によるサポート
・ブランデイング → 店舗デザインなど
このようなことが押さえるべきポイントである。
そして、これらの成功要因を押さえれば、「食パン専門店」、「チョコレート専門店」といった横展開も可能となる。同じ仕組みで店舗運営ができるからだ。
住宅リフォームで、同じ狭属性専門店化を考えた時、「トイレ専門店」、「窓リフォーム専門店」といったことが考えられる。
これらの業態を収益を上げられる成功要因を掴み、機能させたところが一気に市場をとっていく可能性がある。

