他社が真似できない差別化。

他社との違いがあり、それがお客様にも魅力的に感じられるものだと、その会社を選ぶ理由になる。
但し、それがすぐに真似されるものだとすぐに同質化してしまう。そのため、他社が真似できないもので、お客様に魅力的に感じていただけるものをつくりだそうとするが、果たしてそういうものはあるのだろうか。
住宅会社や工務店、住宅リフォーム会社の場合で考えてみよう。
例えば、ホームページ。構成やデザインは真似しようと思えばすぐにできる。チラシや看板などの広告内容もすぐに真似できる。住宅の商品はどうだろうか。海外で特別な仕入れルートをつくり、日本との独占契約を結ぶようなことでもしない限り完全な差別化は難しい。営業で使う資料や話す内容も情報を入手することができれば真似できる。
外にでるほとんどのものは真似しようと思えばできるものばかりである。但し、外に出していかなければお客様に気づいてもらえなくない。
しかし、外にでるもので真似ができないものがある。
それは、「人」。世界にまったく同じ人はいない。モノマネ芸人は大変上手に本人に似せるが、それもオリジナルはオリジナルであり、モノマネ芸人の真似は、それはそれでオリジナルになっている。コロッケさんが郷ひろみのモノマネをしても、本人も郷ひろみさんもそれぞれにオリジナルとなっている。
それから、マネができない人が集まって集団ができるが、その集団もマネはできない。例えば、野球やサッカーなどのスポーツチームで考えてもそうだ。同じチームは2つと作れない。会社で言えば組織となる。
その組織が仕事を進め、またお客様への提案も組織が協力をしながら進める体制をつくっていくことで、他社にはマネができないものになる。
例えば、営業メンバーに女性社員比率が高い住宅会社があったとする。そして、その会社は人気が高い。他社もそれをマネようとするができない。まずは、人を集めなければいけないし、集めてからは組織として仕事ができるようにしていかなければいけない。
営業メンバーに女性社員比率が高い会社も、メンバーが社内で協力することなく、ひとりで仕事を進めるような体制であれば、組織による差別化にはならないため弱い。
どのような人材を集め、チームとして仕事が進めらえるようにオペレーションを整える。そして、それが商品やサービスとなり、お客様にも好感を得られる。また、その強みを活かしたマーケテイングをしていく。
このような形をつくりだすと、他社はそう簡単にはマネができない。マネしようともがいている間に、自社はさらに進化させることもできる。
となると、永遠に追いつけないものになる。人を起点とした差別化は簡単にはマネができない。モノマネ芸人がどれほどモノマネをしようとしても本人になれないのと同じように。

