ミス。

ミスはするな、と言う。ミスはつきもの、とも言う。
誰もミスはしたくない。スポーツでも、試験でも。大学受験など入試などは猶更だ。一年、二年、なかにはそれ以上の勉強をその学校に入りたくて勉強を続けてきた。
試験ではミスをしないためにどうすれば良いかまで学び、それを繰り返す。
スポーツも上手くなるために練習を繰り返すが、一方で、ミスをしないための練習も繰り返す。野球で言えば、連携プレーを繰り返し練習するのは本番でミスをしないためだ。
ミスはしたくない。これまでの努力がちょっとしたミスで台無しには誰もしたくない。
しかし、それでも人はミスをする。
ミスは誰もしたくないが、ミスはつきものなのだ。
なので、心のどこかで自分はミスをする可能性があると思っていた方がいいのかもしれない。その方が、仮にミスをしてしまっても、「やっぱりミスをしてしまったか。残念だけど、まだ挽回ができる機会があるのだから、そこへ向けて、より集中して頑張ろう!」という精神状態にできるのではないだろうか。
大学入試は、共通テストと二次の2回の試験を通して合否が決まる。一昨日から今年の共通テストが始まった。
共通テストを終えて、思うように完璧にできたと言える受験生はどれぐらいいるのだろうか。「ミスをしてしまったぁ。」と悔しがる受験生はどれぐらいいるだろうか。
自分だけがミスをするのではない。他の受験生もしている。もしかしたら、ミスをしたと悔しがる受験生の方が多いかもしれない。
ミスとは失敗である。成功ばかりをしていたいが、そうはいかない。社会人になってからも失敗は続く。
そこで、大事なのは、してしまったミスを受け入れること、そして逃げることなく自分なりに向き合って乗り越えていくこと。
年明けに観たテレビドラマの「教場Ⅱ」の最後のセリフでも、同じようなことが言われていた。本当にその通りだと思う。
神様は試練を与え好きだ。すんなりとは物事を思うように進めさせてくれない。試練を乗り越えるための仕掛けをちょくちょく仕込んでくる。
仮に、ここでそういう試練を与えられたとしても、まだ時間はある。終わっていない。これまでの長い努力の最後の総仕上げだ。
ここから、さらに踏ん張る。そして、合格を勝ち取る。
もし、今回の共通テストでミスをしてしまったとふさぎ込んでいる学生がいたら、そのように伝えたい。
ここからが、勝負。これまで以上に力を発揮する時である。

