ピーちゃん。

ピーちゃんは、我が家の文鳥。
8年前、突然に我が家へやってきた。妻が二階のベランダで洗濯物を干していた時に、飛んできた。その時から人懐っこくて、妻の手に乗ったようだ。
これはきっと人に飼われていて、迷い鳥に違いないということで、しばらくは我が家の近所に声をかけたり、玄関の前にピーちゃんを描いた絵を貼り、飼い主からの連絡を待った。
ところが、1ケ月しても現れないため、鳥かごを買い、我が家で飼うことにした。
それから、8年くらいになる。
昨夜、2020年4月27日、午後11時過ぎ、突然にあっけなく、妻の手の中でピーちゃんは逝ってしまった。
我が家ではいつもピーちゃんの鳴き声が聞こえた。それが、当たり前だった。今は「ピー、ピー」という声がもう聞けない。今朝は、静かな朝だ。
ピョンピョンと手に乗ってくる可愛いピーちゃんだった。
ピーちゃんはいつも我が家と一緒だった。家にいるときはもちろん、倉敷の妻の実家へ帰省をするとき、一度、淡路島経由で泊まりながら帰った時もあったが、そのときも一緒だった。
昨年の春、家族で香港旅行へ行ったときは、さすがに一緒に連れていくことはできなかった。他にも、そういうときがあったが、その時は施設や友人、知人に預かってもらうこともあった。そこでも、可愛がってもらっていた。
本当に可愛いピーちゃんだった。
これまでに何度か調子が悪そうなことがあって、そのときは近所の動物病院で診てもらうこともあった。そうすると、いつものように元気になって。今回も、また元気になるだろうと思っていた。
ところが、逝ってしまった。最期は、突然であっけなかった。
ピーちゃんは我が家に大切な色んなことを運んできてくれたように思う。ピーちゃんがいることで我が家が救われたことも多かったと思う。
また、最期も大切なことを教えてくれた。
我が家もコロナ騒動で1ケ月ほど、ずっと一緒に家で過ごしている。ピーちゃんが我が家にやってきてからの8年間で、我が家のみんなが揃いながらこれほど長く過ごした時間はなかった。
8年間の中で、最も長く一緒に過ごすことができた。最期も、みんながいるときにピーちゃんは逝った。ピーちゃんはそういう時を選んだのだろう。
今朝は暖かくて良い天気。空は青く、快晴だ。
主がいなくなった鳥かごは寂しいけど、小さな家の中から飛びだして、今はきっとこの青空を気持ちよく羽をひろげて飛んでいることだろう。
空から私たち家族を見守っていてください。
ピーちゃん、これまで本当にありがとう。楽しくて、幸せな時間をありがとう。
安らかに眠ってください。

