デフレ圧力をチャンスにする。

アメリカではJCペニーが、日本ではレナウンが経営破綻をした。いづれも歴史がある企業だ。ただ、このような大型倒産は今後も続くはず。その背景には、コロナ収束後も続くと言われるデフレ圧力があるからだ。
今朝の日経新聞の一面に「忍び寄る世界デフレ」と題した記事があった。そこで、世界各国の「2020年の物価見通し」が紹介されているが、アメリカをはじめユーロ各国、アジア、そして日本も物価下落が予想されている。
制限解除後も解雇や賃下げによる個人の収入減が購買余力の低下につながる他、感染への恐れが消費を委縮させている。
世界各国に先がけて制限解除がされた中国。労働節の連休では旅行者があふれたようだが、それでも例年の半分くらい。感染を避けて外出を控える空気が残る。住宅販売は過去5年平均の7割程度という。
アメリカでは4月になってからガソリンが31%、航空運賃が15%も3月に比べ下がっている。
デフレ圧力が起きると消費者は値下がりを予想して買い控える。そうすると企業はさらに値下げを迫られ、賃金が下がるという悪循環に入る。それが長引くと企業の破綻が増える。
記事ではこのように紹介され、そして最後に
消費を回復させるには感染や雇用への不安を除くことが求められる
とある。しかし、今のところ効果がある具体的な対策はない。現実的にはウイズコロナからアフターコロナになるゴールは治療薬を待つしかない。その目途は来年の春から秋である。まだまだ先だ。
明らかにコロナ不況が始まっている。そして、この流れは今後ますます強まる。なので、企業経営も不況型、デフレ対応へと舵を切らなければいけない。
そのキーワードは、小さく、安く。それでいて収益が上がるビジネスモデル。
・コンパクト化
・少量化
・小分け化
・規格化
・少額定量化
・サイズダウン化
・縮小化
・省力化
・ロボット化・IT化
・省人化
・機会化・自動化
・少数化
など。こういったことをキーワードにして、新しい事業をつくる。あるいは、今の事業を作り直す。
不況は決してピンチではない。過去を見ても不況期のなかで新しく生まれ、成長した企業やお店、ビジネスモデルは存在する。
今のままではピンチになるというだけのことだ。
非接触型 × デフレ対応化
これが今、求められているキーワードである。

