ダメと考えるか、変えてやろうと考えるか。

社員数が50名を超えてくると、それぞれの事業責任者や部門責任者など幹部社員が存在するようになる。
ところで、幹部社員には現社長と共に会社を大きくしてきた人もいれば、会社が大きくなってから入社し幹部社員になった人もいる、
幹部社員その人自身や社長との関係性、会社の状況などいくつかの要因によるのだろうが、幹部社員のなかには会社や組織を成長させようとして新しいことに挑戦し組織や会社を変えていく革新的なタイプの方もいれば、これまでの実績や経験をベースに考えて新しいことへの取り組みや新しいチャンスが目の前に来たときに、どうすればできるかを考えるよりも前に、できない理由を挙げ、現状を変えようとしない人がいる。
どちらかと言うと、創業年数が長く、経営者も二代目、三代目となり、会社が大きくなってから入社してきた人が幹部社員になった人に、現状維持派が多い。
それは決して、その幹部社員だけが原因ではなく、会社の雰囲気や社風、あるいは現社長による影響もある。
ただし、やはり現状維持派の幹部社員がいる事業や部門は成果がでる勢いが低い。そして、そのような幹部社員は何か新しい情報や業績を伸ばすヒントが目の前に来たときの反応が悪い。
改革派で素早く反応する幹部は、自社でもどうすればできるかをすぐに考える。そして、準備不足で多少のリスクはあるなかでも前に進めようとする。そして、そのために変えなければいけないことは変え、必要であれば社長や上司にも直談判をする。そして、実際に変えていき、失敗をしながらも成果を上げていく。
さて、このような幹部社員に変わってもらうのは簡単なことではない。リスクを恐れ、投資にも慎重。これまでの経験から自分ができることのなかで進めようとする。
これから業績を伸ばすには何が必要なのかを考えさせて、それを実行させる。そのなかには失敗もあるだろう。それでも自ら改革させて前に進めさせる。
考えさせて、実行させる経験が必要だ。
こういう幹部社員はこれまで社長や上司の考えに従う形で仕事をしてきたケースが多い。そのため、自らの失敗経験も少ない。
それでも業績が伸びるのであれば良いが、今は先が見えない時代。2年先、3年先はどうなっているかは分からない。そういうときに必要なのは変化に適応していくためのスピードある実践。
幹部社員に変わっていただくのは、時間がかかる。

