コンサルティングビジネスも脱属人化がキーワード。

私は今の会社で20年以上、中小企業向けのコンサルテイングをしてきたのだが、今は20年前と比べるとコンサルテイングスタイルが大きく変化している。
コンサルタントが成功事例を紹介するセミナーを開催して、ご支援先となった企業にコンサルテイングを進め、そして、経営研究会を開催し、経営者が集うコミュニティをつくる。
この構造は変わっていない。
しかし、以前はコンサルタントに興味を持ち、そのコンサルタントの話を聞くためにセミナーや研究会に集まる傾向があった。そのなかでトップコンサルタントやカリスマコンサルタントが生まれた。それが、今はコンサルタントではなく、コンサルテイング商品に興味が集まるようになっている。
新しい方法で業績を上げる会社があったときに、それをビジネスモデルにパッケージ化する。そして、それを紹介するセミナーを開催し、そのビジネスモデルに興味がある会社とコンサルテイング契約を交わしたり、研究会に入会をしていただいたりしている。
そして、研究会では同じビジネスモデルに取り組む企業が全国から集まり、成果報告などを通じて、それをブラッシュアップしていく。そこで、コンサルタントは全国の成功企業に共通するノウハウや新しい手法や他業種で成果を上げているシステムなどを紹介する。
これは、例えばご当地ラーメンがヒットしていくイメージと近い。地方で人気な行列ラーメン店を見つけたときに、商品開発を提案する。そして、新しいご当地ラーメンとして全国発売を進め、ヒット商品にしていく。そのなかで、特にこの商品を愛する人たちが集まるコミュニテイをつくり、そのラーメンをもっと美味しくする食べ方などを情報交換する。その意見を聞きながら商品開発をしたメーカーはさらに美味しくするための改善を進めたり、新シリーズの開発を進めたりする。
コンサルタント業界と言えば、属人的なイメージが強いと見られがちだが、新たなビジネスモデルを開発し、それによって支援先を増やし、支援先の業績向上を実現させていくスタイルは、メーカー的な業態へと変化している。
そのような変化のなかで、コンサルタント会社も売上は伸び、社員数も増えた。20年前と比べれば5倍ほど伸びている。しかも、社員の平均年齢は20代。若いコンサルタントが成果を上げられるスタイルになった。
コンサルテイング業界でも脱属人化が業績アップのキーワードだった。住宅会社、工務店、住宅リフォームも属人的になりやすいところがあるが、それを変えていくところに業績アップの道がある。

