クオリティオブライフ

人生とは、時間である。
何のための自分の時間を使うのか。誰とどのような時間を過ごすのか。誰のために自分の時間をどのように使うのか。時間の質を高めていくことが、クオリティオブライフにつながる。
一方で、これまでの時間の価値観としては、より短い時間で、より多くのことをするような効率重視が幅を利かせていたように思う。
その先には収益性や生産性を高めることが目的としてあった。
ただ、これまで経済的な成長を続けてきたなかで、陰となる問題も多く生まれている。大きなところでは地球環境の破壊、二極化、貧困、成人病、孤独化、人間性の喪失、フードロスなど、まだ他にも多くの課題があるはずだ。
どうもこれまではそのことには気づいていたのだが、見て見ないふりをしていた。あるいは、経済的成長を続けていくためには必要な犠牲だとどこかで思い込もうとしていた。
しかし、このまま放っておいて本当に大丈夫なのか。ただ、問題の先送りをしているだけではないのか。
そうした時に突如発生したコロナ。どうもコロナによって、こうしたこれまで陰となっていた問題を表に引っ張りだしているように感じる。
コロナでこれまでと同じように自分が思うような時間が使えなくなったことで、忘れかけていたことや大切なことを考えたり、気づくことが増えているのではないだろうか。
いつの時代も時代を変えるのは若者だと言われる。
これまでの陰となってきた社会問題への意識が高いのは、中高年世代よりも若者のように感じる。素直に状況をとらえ、必要な行動を直観的にとっている。
新しい技術として注目をされるITやAI、IOTといったテクノロジーを使って、ビジネス化していくのも若者が中心となっていくだろう。
そして、そこで、テクノロジーが使われる目的は効率化や短時間化といったものではなく、社会問題を解決するためだったり、時間の価値を高めるものになる。
そのことを私は「フードテック革命」という本を通じて気づかされた。
「テック」というと、さらに生産性を高めるなど、効率重視のための技術になると、私は思い込んでいたことに気づいた。そうではない。今起きている社会問題を解決し、そして、時間の価値を高めるためにITテクノロジーを使っていく。
これから良い世の中になりそうで、嬉しくなった。
これからは時間の効率化と価値アップの両方を意識しながら過ごしていきたいと思っている。それがクオリティオブライフにつながっていく。
*「フードテック革命」気づきが多い本でした。おススメです。

