ウッドショック不安。

3月末ころからだろうか。「住宅用の木材が足りなくなってくる」という話が聞かれ始めた。初めのころは業界内でも、それほど深刻に受け止めていなかったように思うが、ここ一週間くらいで深刻さが増しているようだ。
今、起きているのは住宅用の構造木材の供給が不安視されるウッドショック問題。
木材が足りなくて家が建てられなくなるとは信じがたい話なのだが、原因はコロナによる影響。コロナによるロックダウンなどで労働者が減り、貨物が動かなくなった。それから、アメリカの経済対策で低金利などで住宅建設が急速に増えていることがある。
貨物流通が滞っているところに、需要が拡大し、そのことで日本への木材流通量が減っていることが、今、国内で起きているウッドショックの原因。そして、これが今のところいつまで続くかはハッキリしない。
さて、この話題は業界内で広まった後は、今度は一般のお客様も知るようになる。そのことでお客様にはどのような心理変化が起きるのか。そして、それに必要な対策を考えなければいけない。
一般的なものとしては、「まぁ、特に急ぐこともなければ、このような時に建てることもないだろう。」という先延ばしが起きることへの対応が必要だ。
そのときに、気にしているのは、「値上げ」である。木材が足りなくなっているということは、当然、値段が上がるだろうと思っている。わざわざ高い時に建てる必要はない。普通は、そう考える。
そのことを踏まえて、会社としてのウッドショック対策への方針を示す必要がある。
①価格への方針
どれぐらい先までの木材がストックされているのか?これまでと変わらない価格でいつまで対応ができるのかを明示する。
②見積もり有効期限の方針
なかには契約後の着工がかなり先になるケースがあるが、その場合の価格をどうするのかを明示する
③木材確保の方針
米国からの流通が見通しがつかなくなる中、国内ルートなどを増やすのか、今後の木材確保の方針
④経営状況の開示
ウッドショックによって新築工事を控える人が増えると会社の業績も影響を受ける。場合によっては倒産する会社がでるのではと考える。その点、我が社はどのような経営状況なのかや今後の見通しなどを明示する。
⑤提案方針
お客様のマイホームづくりが幸せなものとなるために、あらためて提案の際に、何を大事にしていくのかについて明示する
といったような方針を決め、会社としての対応や見解を早期に統一することが必要。
すでに現場ではお客様から質問がでているかもしれない。そこで、担当社員が口ごもったり、人によって言うことが違うようだと、お客様は不安感を募らせ、見切られてしまう。
ウッドショック対策としては、まずは会社としての方針を固め、明らかにすることから始めよう。

