なぜ、新規事業が上手くいかないのか?(チェック済)

住宅会社や工務店、住宅リフォーム会社が、
新ブランドを立ち上げる
新事業を立ち上げる
といったことがあります。そして、これには
・客層を変える
・客層を絞りこむ
といったことがあります。
客層を変えるは、例えば注文戸建ての場合だと、これまでは予算が1500~2000万円層をたターゲットにしていたものを、もう1ランク下の1000~1500万円層をターゲットにする場合である。
また、客層を絞り込むとは、例えば住宅リフォーム会社の場合だと、これまでの総合型住宅リフォーム事業から、外壁リフォームを抜き出して、それを専門化させるといった場合である。
このような展開で新事業を立ち上げる。しかし、それが順調に業績を伸ばす会社とそうでない会社に分かれる。
その理由は
・新事業立ち上げ
・新商品付加
の違いが分かっていないことがある。
ある注文戸建て会社が新たに戸建てリノベーション事業を立ち上げたとする。
立ち上げ時の売上は、注文戸建てが5億円、リノベーションは3000万円だった。それが、戸建てリノベーションを新事業として立ち上げて5年後どうなったかと言うと、注文戸建ては2億円、戸建てリノベーションは4億円になった。
さて、これはどうだろうか。新事業の戸建てリノベーション事業は3000万円から4億円なので伸びているが。
会社全体で見れば、売上5.3億円から6億円に伸びただけである。5年間でたった7000万円しか伸びていない。これだけで失敗とは言えない。当初からこのような状態を狙っていたのであれば成功だ。
しかし、売上10倍化など業績を大きく伸ばしたいと考えていたのであれば、明らかに失敗である。これではいつまで経っても売上10倍化の50億円にはならない。
なぜそうなるのか?
それは、新事業を立ち上げたのではなく、新商品を付加したからだ。新事業を展開している同じ組織に新商品を付加したからである。
これでは、まず間違いなく全体の売上は伸びない。5年後の社員数はそれほど増員されていない限り、業績が大きく伸びることはない。
それでなくても、新事業は既存事業に引っ張られるものである。
社内では光り輝く既存事業に比べて、まだまだ冷ややかな視線を浴びる。営業のやり方なども既存事業に引っ張られる。その方法で業績を伸ばしてきているので、どうしても影響を受ける。
また、ちょっとでも上手くいかないことがあると、社内でマイナスオーラを浴びせかけられる。
そのために、新事業は既存事業としっかりと切り離さなければいけない。
少なくとも組織は既存組織からは切り離して、新組織で立ち上げなければいけない。つまり、新事業を専任で担当する社員がいなければいけない。
新しく立ち上げようとしている事業が、事業の立ち上げとなっているのどうか?単なる新商品付加となっていないかどうか?
ここに違いがある。

