なぜ、専門店化をしなければいけないのか?

数年前から私は住宅会社や工務店、住宅リフォーム会社向けに「戸建てリノベーション事業」の立ち上げをお手伝いすることが増えている。
この事業は、まずは単店で売上3億円を目指し、その後、エリア拡大や出店をしながら10億円を目指している。ただし、このような成果を上げていくには、「専門店」としての立ち上げを条件としている。
戸建てリノベーションは決して目新しい事業ではない。そのために、住宅会社や工務店、住宅リフォーム会社では1000万円を超える大型リフォームの実績がある会社は多い。ただ、どの会社も年間数棟くらいの実績である。
そこで、相談として多いのが、「やはり専門店として立ち上げなければいけませんか?」というもの。これには、「我々が提案している目標を目指すのであれば必要です。」と答えている。
今の大型リフォーム実績に少し積み上げするくらいの目標であれば、専門店にする必要はない。今よりも年間数棟レベルの売上アップになってしまうが。
我々が提案したいのはそのような業績アップではない。営業利益を稼いでいくための事業を提案している。
商品付加として考えるのか、それとも事業付加として考えるかの違いである。
また、専門店として展開をした場合の最大のメリットは、「集客」である。
これまで大型リフォームを年間数棟レベルで実績を上げてきた会社は、以前からその売上をもっと上げようと集客を増やす取り組みは進めていたが、実際にはなかなか集められないでいた。
それが、専門店として立ち上げた途端、これまでとは比較にならないほど集客を増やしている。それが、専門店のパワーである。
中華料理でお店の売上を上げたいファミリーレストランがあったとする。そのときは2つの方法がある。一つはファミリーレストランのメニューに中華料理のメニューを加える方法。そして、今のお店とは別に中華料理専門店を立ち上げる方法である。
どちらの方が業績が上がるか?
結局、専門店として立ち上げた方が良いのかどうかについては、何を目指すのか、どのような目標を目指すのかによって違ってくる。
どっちの方が良いのか、悪いのかではなく、目標によって違ってくるということ。

