「社長」を考えてみる。(チェック済)

社内で社長の悪口を言う。家族に社長の悪口を言う。あるいは、口に出さないまでも、「ウチの社長は・・・」と考える。
社長に対して何か批判的な思いを持つ。そのようなことは多かれ少なかれあるだろう。「もっとこうすれば良いのに・・・。」、「なんでこうしないのか!」といった自分なりに会社のことを考えて、プラスの批判を言いたくなることもあるだろう。
そういうときはちょっと考えてみたい。「社長と社員がおかれた環境にはどのような違いがあるだろうか?」ということを。
考えはじめればきりがないかもしれない。ただ、そのなかで一番の違いとなれば何になるだろうか。
私は「自由」と「制約」に違いがあると思っている。
社長が「自由」で、社員は「制約」がある。一般的にはこう思われているだろうか。社長はやりたいことを好きなようにやっていて、その中で社員は仕事をしているといったイメージだろうか。
しかし、私はそれは逆だと思っている。
社長が「制約」のなかにいて、社員は「自由」でいる。日本国民は憲法で職業選択の自由が規定されている。自分で仕事を選ぶことができる。
社員は会社に不平不満があれば会社を辞めて、他の会社へ転職することができる。あるいは、自分で会社をつくることができる。
その点、社長はどうだろうか?転職はできない。他に会社をつくることはできるが、今の会社の社長を辞めるには、次の社長を育てるか、他から引っ張ってこなければいけない。それができなければ会社を畳まなければいけない。
いかがだろうか。こう考えれば社長は自由が狭められた制約のなかで仕事をしていることにはならないだろうか。
もちろん、それは自分で決めた道である。先代から承継しているとしても、それも自分で決めた道だ。そのなかで好きなようにやっていると言えば、そうかもしれない。
しかし、その枠から外へでることはできない。その道の先を見て、前に進むしかないのが社長である。他には目もくれない。我が道はこれだという覚悟を持って、前に進む。社長が歩く道とはこういうものではないだろうか。
社長はそういう世界で毎日仕事をしている。
社長に何か不平不満を感じた時、ちょっとだけこのようなことを想像してみよう。
社長の見方が変わるかもしれない。そして、それによって自分自身が置かれた環境も違ったように見えるかもしれない。

