長所伸展の本当の意味。

船井総研には社員として、そしてコンサルタントとして大事にしている言葉が、いくつかある。
例えば、成功の三条件として伝えられる「素直・プラス発想、勉強好き」。これはそのなかでも一番の代表例として存在している言葉だが、他にも多くの言葉がある。
そのなかに、「長所伸展」がある。
コンサルテイング会社のなかには、ご支援先企業の経営分析をして、その改善策を提案する会社もあるが、基本的には船井総研ではそのようなコンサルテイングはしない。
なぜなら、どうしても短所指摘、短所改善となるからだ。人でもそうだが、会社でも短所は自分たちで分かっているものである。しかし、改善はなかなかできないものだ。それをあらためて指摘され、そして、上手くできない改善をやる。
いかがだろうか。上手くいくだろうか。
もちろん、必要最低限の改善は必要。人と出会うときは身だしなみを整えるなど。明らかにマイナスとなることは改善すべきだが、それがその人のパワーを引き出すものになるかというと難しい。
それをする場合も船井総研ではその会社が得意とすることや長所に見える部分を伸ばし、活かして改善を進める。そのようにして結果を出しながら、短所の改善を行う。
さらに言うと、長所を徹底的に伸ばせば、短所は自ずと改善されるか、あるいは気にならなくなる。短所改善のようなことをしなくても、長所を徹底的に伸ばすことで短所は見えなくなるというのが基本的な考え。
但し、ここで言いたいのは、長所伸展が短所改善と比べると簡単にできそうに思われるのだが、決してそのようなことはないということ。
まずは、長所を見つけなければいけない。それは決して大きな長所でなくても構わない。小さいと思われる長所でも良い。長所を見つけることから始まる。
しかし、これは少なくとも意識をしていなければ見つけられない。人は無意識でいると欠点や短所に目がいってしまうものだから。それは自分に対しても、他人に対してもそうだ。
いつも長所を見つけることを意識して過ごす。そうすることで長所発見をクセ付けしていく。
ただ、それで終わりではない。次に、伸展が必要。伸展とは「勢いやその及ぶ範囲が、のび広がること。また、それをのばし広げること。」といった意味がある。
つまり、長所伸展とは長所を伸ばし続けるといった意味になる。
まずは、長所を発見する。そして、発見して終わりではなく、それを伸ばし続ける努力をしなければいけない。
長所を見つけて終わりではない。それを伸ばし続けるこが、長所伸展である。これは実践をしてみると分かるのだが、特に長所を伸ばし続けることは慣れるまでは楽なことではない。
しかし、それを続けることは、他の人にはない、あるいは他の会社ではできない能力や才能を伸ばすものへとしていく。
長所伸展、ぜひ実践して欲しい。

