野球観戦で教わること。

「野球は9回ツーアウトから。」と言われる。
最後まであきらめるなということだが、9回ツーアウトランナー無まで追い込まれると、観戦側としてはもうダメかと思ってしまう。
しかし、それが現実となるのが野球である。
他のスポーツはどうなのだろうか?私が経験があるバスケットやボートは最後の最後で逆転はなかなか難しいスポーツである。
バスケットが最後の数分で大逆転ということは起こりづらいし、ボートも終盤まで劣勢だった状況から大逆転というのは相手がミスをしない限り、かなり難しい。
サッカーやラグビーも大差がついてしまうと、そこから大逆転は、なかなか起きないのではないだろうか。
しかし、野球ではそれが起きる。
息子が所属する野球部の試合で起きた。最終回まで0-0、次の回からはタイブレークとなり無死満塁から開始。先行の相手チームに5点を入れられる。
タイブレークとは言え、5点差は厳しい。こうなると後攻は心理的に追い込まれる。そして、1点も入らずツーアウトまできた。さすがに、終わったと私は思った。
しかし、そこから5点を入れて同点に追いつく。まさかの連打が3本続いた。もう一本で逆転のところまできたが、そのままスリーアウトで試合は終了。
最後は抽選で勝敗が決められることに。もうここは運でしかないのだが、その抽選で勝利を手にする。最後はスッキリした終わり方ではないが、最後のツーアウトから追いついたところが、野球の面白さである。
野球は攻守がはっきりと分かれる。そして、スリーアウトでチェンジとなる。その間は、攻め続けられるし、守りも続けるしかない。攻撃の勢いがつくと止まらないということがある。それまでは打てなかった選手が、打ち始めるから面白い。
私は息子が野球を始めるまでは、まったく野球には興味がなかったが、今では高校野球はもちろん、プロ野球まで観てしまう。そして、野球の面白さはどこにあるのかと私なりに色々と考えてみる。
そのひとつが、最後まで勝負が分からないスポーツだということ。
そして、そういう瞬間を見ることで、最後まであきらめないのは野球だけのことではないと考える。
野球は面白い。スポーツから学ぶことは多い。

