部下に仕事を任せる時に大事なこと。

部下育成ができる上司とできない上司の違いはどこにあるのだろうか。
簡単には言い切れないものではあるが、その一つに仕事の任せ方がある。それから、部下育成の優先順位付けができているかどうかにある。
まずは部下育成の優先順位付けについて。
上司にとって部下育成とは何を意味するかをまずハッキリさせることが必要。単に今が忙しいから部下に仕事を振ろうというようなことを続けていては、部下は育たない。
上司にとって部下を育成するとは、上司と同じような仕事ができる人を育てるということ。つまり、自分の代わりになる人材を育てるのが上司の部下育成である。
そして、上司自身はさらに組織での上のポジションを目指していく。
そうなると部下のなかで誰を自分の代役となるように育てるのかを決めておかなければいけない。「今のところは誰になるかは決めきれないので、育ってくる様子を見ながら決めていこう。」こういう考えは辞めた方が良い。育成スピードが落ちる。
途中で変えても構わないので、この期間は誰を自分の代役となるリーダーに育てるのかを決めること。これが、部下育成の優先順位付け。
次に、任せ方。
これを単に自分が担っている仕事を振っていくと考えている上司が多い。そうやって経験を積ませていく。そうすれば思うように育ってくるだろうと考える。
あるいは、仕事が忙しくなり手が回らなくなってきたから、仕事の一部を任せていく。
このような仕事の振り方は私の経験上、まず上手くいかない。部下も育ってこない。単に、仕事ができる領域がひろがっただけ。それが、上司になるためには必要なことかもしれないが、決して十分な内容ではない。
では、どのような任せ方が必要なのか?
それは、必ず目標と一緒に仕事を振るようにしていくこと。そして、単に仕事の一部だけを振るのではなく、目標に対しての課題があり、その課題を解決していくための仕事とは何かを一緒に考え、その実行を新たな仕事として振る。
一般社員である部下をまず自分自身の代わりとなるリーダーへ育成するときに必要なのは、管理する部署の目標を達成する力である。
現状把握、課題、そうしたことを整理する能力と設定した目標を達成する能力である。
この能力が身につく仕事の任せ方をしていく。
まずは、仕事だけを振るのではなく、目標と一緒に仕事を振る。そこから始めてみよう。

