視察会やセミナーに参加する理由。

セミナーで良い情報を聞いたとしても、また視察会でモデル企業を見学し、そこで働く人の話を聞いたとしても、それを自社へ取り入れなければ意味がない。せっかくの貴重な時間とお金をかけても、確かに良い情報は得られたかもしれないが、時間が経てば忘れてしまう。
行動が早い社長やリーダーはセミナーに参加しながら自社の改善ポイントをまとめあげ、セミナー終了と同時にその内容を会社へ送り、会社へ着いたときには改善に向けた動きが具体的に進められている。このようなスピード感で動いている。
一方で、「自社ではできていない良い取り組みを聞けたなぁ。」、「あのモデルハウスのデザインはカッコよかったなぁ。」、「我が社もあのようなショールームをつくりたいなぁ。」といった感想で止まってしまっていないだろうか。そして、「いつかは自分たちもあのような会社になることを目指して頑張ろう!」で終わり、そのような刺激も時間が経つとともに薄れ、何も変わらないまま日が過ぎていく。
抽象的な捉え方や感想のままでは実践にならない。それを具体化させることが必要。抽象的には業績をおおいに伸ばす会社、業界でモデル企業として見られる会社、地域一番の会社と大きく捉えておく。そこから、その会社は何をしているか?そして、自分たちがやっていることと何が違うのか?と捉えることで自社の改善点が具体化する。
そして、具体化しなければ改善が進まない。
また、その改善は大きなものである必要はない。小さな取り組みでも良い。例えば、モデルハウスやショールームで見たバインダーやペンが良いものを使っているなと感じたのであれば、自社の物を変える。このようなすぐに実践できるものから変えていくことが大事。
中には、1ケ月、3ケ月、半年と検討が必要なものもあるだろう。それはそれで進めるが、今すぐに改善できるものもあるはずだ。それをセミナーや視察後すぐに決めるようにする。人は必ず忘れる。忘れないうちにしなければ、せっかくの経験が活かされない。セミナー中や視察をしながら改善点をあげていく。そして、終了後、会社や自宅へ帰るまでの間に整理する。数名のメンバーで参加する場合は、その翌日にはミーテイングを行って、改善計画を立てる。ここまでがセミナーや視察会だと考える。セミナーや視察会に参加して終わりではない。
セミナーや視察会に参加する目的は、新たな情報を仕入れることではない。そのことによって会社を変えることである。会社に変化を起こすことである。それは小さな変化でも全然構わない。それが、時流適応力のある会社へなる秘訣である。変化力がある会社になるためにセミナーや視察会に参加するのである。

