経営コンサルタントという仕事。

私は経営コンサルタントになりたいと思い、20年前に船井総研へ転職した。船井総研に入りたいというのではなく、経営コンサルタントになりたいという思いだった。しかし、では経営コンサルタントとはどういう仕事なのかを明確に理解できていたかと言うと、怪しい。
そして今も経営コンサルタント会社への就職を希望する人の多くは、当時の私とそう変わらないのではないかと思う。憧れを抱きながら経営コンサルタントを目指すが、実際にどのような仕事なのかを十分には理解できていないのではないだろうか。
「会社のお医者さんのようなものだよ。」
確かに、そういう面はあるが、これもよく分からない。病院には病気や怪我など体を悪くした人が診察を受けて治すところだが、経営コンサルタントは調子が悪くなった会社ばかりをコンサルテイングすることはない。
成長を続けている会社へコンサルテイングをすることもある。むしろ、私の感覚ではこちらの方が多い。「今も業績は伸びているが、さらに会社を大きくしていきたいので、それをどうすれば良いかを指導して欲しい。」こういう社長に対して、経営改善や新規事業の立ち上げをコンサルテイングすることが多い。
それから経営コンサルタントは何か教材を学んでなれるものではない。例えば、中小企業診断士やMBAという資格があるが、このような資格をもっていても経営コンサルタントの仕事ができるとは限らない。むしろ私は邪魔だと思っているくらい。そういう資格をもっているとその資格を活かして仕事をしたくなるだろうから。それでは仕事は増えない。
何より大事なのは業績の伸ばし方を知っていることである。モデル事例を知っていること、そして、実際に業績を伸ばした経験を多くしていること。それが何より大事になる。その経験ができるだけ短い期間で多くできることが、経営コンサルタントとして一人前になっていく道である。
船井総研はそれができる会社である。私も入社して3、4年も経ってくると10社程度のご支援先企業を持つようになっていた。日々、違う会社へコンサルテイングで伺う。この日々の繰り返しは鍛えられる。その経験が経営コンサルタントへしていく。
経営コンサルタントは業績不振に苦しむ経営者や業績は好調だがさらに業績を伸ばしたいと考える社長とともに、業績向上を目指す仕事である。これでも具体的な仕事は分かりづらいだろうが。


