社長やリーダーが外に出なければいけない理由。

しばらく行けていないが、数日でも海外旅行に出かけて日本へ帰ってくると、日本を新鮮に感じる。日本にいるときは毎日読んでいる新聞も数日ぶりに読むと新鮮に感じられる。そして、日本の良い所や変えた方が良いなという所が感じられる。
また、コロナ禍になってからワ―ケーションという新しい働き方が注目をされるようになったが、見聞きしているだけでは何が良いのかを本当に知ることにはならない。実際に体験をしなければ普段の仕事と何が違うのかを知ることにはならない。体験をすることで初めて、普段の仕事を客観的に見られるようになるし、感じられるようになるからだ。
海外旅行も見聞きしているだけでは日本との違いは分からない。実際に、その国へ行き、体験をしなければ日本を客観的に見られるようにはならない。当然、その国のことも本当に知ることにはならない。
他のものをネットや雑誌などで見聞きすることはいくらでもできる。しかし、それをしている時は普段の生活をしながらである。つまり、家にいながら外国を調べたり、職場にいながらワ―ケーションの情報を見たりしている。頭では理解しているのだが、体は何も感じられていない。それでは、お互いのメリットやデメリット、良い所や改善点などの違いが理解できない。
これが、社長やリーダーが会社を出なければいけない理由である。つまり、他の会社を見にいかなければいけない理由である。コロナ前は普通に企業視察は行われていた。むしろ社長やリーダーには自社を離れて他の会社を見に行く価値は十分に理解されている方が多いので、企業視察はセミナー以上に人気があった。しかし、コロナ禍で企業視察もオンラインとなっている。
これも価値はある。他の会社では何をしているのかを知ることにはなる。しかし、これも上の例で挙げた海外旅行やワ―ケーションと同じで、そこへ出かけて体験をしなければ自社との違いが分かりづらい。そうなると自社をより良くするために何をどう改善すれば良いのかがハッキリしない。
オンラインでの企業視察ツアーは視聴をしていただくための動画を用意するのだが、その撮影から編集は主催者が行う。主催者側の視点や問題意識からそれらは作られることにある。主催者はどの参加者にも参考になる動画を作成しようとするが、それがどの参加者にもベストなコンテンツになるかというと、それはかなり難しいことになる。
なぜなら、参加者の課題や問題意識はそれぞれ違うからである。
それが、実際に現地へ行き視察することになると、自社の課題や問題意識を持ちながら参加することで、他の参加者が気づいていないことに気づけるようになる。もしかすると、それはツアーのテーマとは外れることかもしれない。しかし、それでも課題になっていることが改善されるのであれば価値ある情報である。オンラインではこのような偶然の発見が起きない。また、全体的にも自社を離れてその会社を体感することで、その会社と自社との違いを感じ、知ることになる。
今はまだリアルでの企業視察は少ないが、先方の了解が得られるのであれば積極的に他社を訪問していただきたいと思う。

