社長が事業計画を作成する意味。

仕事をしていると、まだ完成はしていないのだが「見えた!」と感じる瞬間がある。
例えば、私であればセミナー講演のテキスト案、ご支援先企業への新たな提案、研究会例会の企画、新しいセミナー企画などを考えていて、その構想が頭のなかでまとまったときが、「見えた!」という瞬間である。
まだ、手元にはテキストも企画書も提案書も仕上がっていないのだが、その仕上がりが見えたということである。頭のなかで構想を考えていて、そのストーリーや内容が固まった瞬間である。
それからは、頭のなかで描いた構想どおりに作成をしていく。あるいは、メンバーに作成の指示をしていく。それが仕上がるとすべて完成となるのだが、その前に構想が見えた段階で、その仕事の7~8割は終わったように感じるのが、「見えた」瞬間である。
逆に言うと、それが見えない仕事はどれほど多くの時間を使って考えて続けていたり、メンバーと話し合ったりしても、まったく進んでいるようには感じられない。
そして、これと同じことが会社を成長させていくときにも言える。
社長が会社の1年後や3年後が見えていなければ、目標の達成は難しい。たとえ事業計画を作ったとしても、社長がその計画の実現イメージが見えていなければ、その実現は難しい。
事業計画は、会社を成長させていくための提案書ともいえる。それを自らつくるのが会社の事業計画である。その計画を見た時に、「ヨシ!いける!」と思えるかどうか。3年先の計画であれば、数字を立てるだけではなく、目標達成に向けた具体的な戦略プランぐらいは必要。
できれば、その戦略に基づいた人員計画くらいは社長の頭の中になければいけない。
目標を達成する前に、その目標を達成するためのストーリーが見えるかどうか。それが見えた瞬間がないなかで、目標が実現することはない。
その瞬間を見えるようにするものが、3年先くらいまでの事業計画の作成である。

