母艦店や旗艦事業をつくれ!

注文住宅や住宅リフォームなど住宅事業で事業拡大をしていこうとなると出店や新たな事業をつくっていくことが必要になる事がある。
売上10億円くらいまでであれば、商圏や競合状況によっては、一つのお店、一つの事業で実現できることもある。しかし、20億円を目指していこうとすれば、新たなエリアへの出店や新規事業の立ち上げが必要となる。
また、さらに100億円を目指すとなれば、出店ペースや新規事業立ち上げを加速化させていくことが求められる。
さて、このようなエリアや事業拡大を進めていくときに大事なのは、出店や事業立ち上げを成功させることである。当たり前すぎて、あらためて言うまでもないのだが。
では、そのためにまずは何が必要なのか?
人材は必要だろう。しかし、初めから完璧と思える人材を整えてスタートできる会社はまずない。これからの成長を期待して、人材を揃えるのがほとんど。なので、今の実力を考えれば、まだ心もとないがこれから新しい場所やステージで成長することを想定して抜擢をするケースがほとんど。
なので、会社として考えなければいけないのは、人材が育つ成長ステージをつくることである。
では、そこで必要になるのは、何だろうか?
それは、ズバリ「お客」である。
住宅事業の場合、人が育つために必要なのは、「お客」である。研修で育つのではない。お客がいることが前提となって、研修で学んだことを試すことができなければ人は育たない。
つまり、新エリアへの出店や新事業立ち上げを成功させるためには、新しいエリアでの集客や新しい事業のお客を集められること。それが、初めに必要なこと。
では、集客をとっていくためには、何が必要なのか?
マーケテイングテクニックやノウハウなのか?あるいは新しい集客手法なのか?そのようなものがあれば良いのだが、実際には他社もやっていることがほとんどで、自社だけのノウハウや方法と言えるものは、まずない。
では、何が違いを生むのか?
それも、シンプルにいくら広告にお金をかけられるかである。もちろん、多くのお金であればあるほど、多くのお客が集められるようになる。無尽蔵にかける必要はない。他社よりも多くの広告費をかける。これができれば多くのお客を集められるようになる。実に、シンプルな話なのだ。
それを新規出店や新規事業の収益を上げようとして、収益率にこだわり、広告費などの経費を削ろうとする。これが失敗のもと。
新しいお店や新規事業の利益率もチェックはするが、それ以上に全社的な利益率を見る。出店や新事業立ち上げは全社戦略なのだから。
なので、全社戦略で利益を上げていく発想が必要。そうなると新エリアや新事業の利益は他のお店や事業でカバーできれば良いことになる。
そこで、必要なのが母艦店や旗艦事業と言えるものをつくること。いわゆるお金の成るお店や事業をつくる事である。つまり、母艦店や旗艦店の粗利率や営業利益率を高めること。
これが出店や新事業立ち上げを成功させるための条件となる。

