増え続けるコロナ感染者数への対応で思うこと。

とうとう東京都の一日当たりの新規コロナ感染者数が、200人を超え過去最多となった。その中で感染経路不明者も増えている。私が不思議に思うのは、それに対して小池知事が対策を打ち出さないことだ。
第一波がひろがり始めたときは連日テレビにも出演し、対策を述べていたことと比べると明らかに違う。
制限が解除されてから、また一日あたりの新規コロナ感染者が増え始め、100人超えが続くようになってからも気になっていたが、200人を超えたというのに対策が聞こえてこない。
どうなっているのだろうか。
以前とは検査方法が変わっているから数字の意味が違っているのだろうか。入院患者が減りベッド数に余裕があると見ているからなのか。それともコロナで重篤化するリスクは低い、死亡率もずっと低く、それほど問題視する必要がないと考えているからなのか。財政に余裕がなくなったからだろうか。
なぜ、対策が行われることないのだろうか。経済をまわすというのはわかる。しかし、200人超えは過去最高である。対策がないままを続けていて本当に大丈夫なのだろうか。
この先、どのような見通しを持っているのだろうか。仮に1000人を超えても、1万人を超えても、対策はしないのだろうか。その基準が分かりづらくなっている。
こうなると本当に大丈夫なのかという不安、それに疑心暗鬼にもなってくる。
小池知事は先の選挙で一番の課題はコロナ対策だといった。同時に経済もまわし続けることといった。それは分かる。では、そのためにどのような対策をするのか。何をする必要があるのか。都民はどうすればいいのか。そういったメッセージが聞こえてこない。
小池知事の情報公開力が弱い。
今の状況をどのように捉えていて、〇なのか、△なのか、×なのか、この先の見通しもどう考えているのか。そして、今後、どうなったときに対策を変えるのか。そうならないために、都民に協力をしてほしいことは何なのか。このようなことをもっと強く発信すべきではないだろうか。
リーダーには、情報公開力が必要である。
そして、同じことが社長や組織を率いるリーダーにも言える。情報公開力が弱いと社員やメンバーは、不安になり、疑心暗鬼になる。環境は良くない方向へ変化しているのは、みんな感じているし、気づいている。それにも関わらずリーダーやトップが何も言わない。それは、社員やメンバー以上に様々なところから情報を得て、大丈夫だという見通しを立てているからなのかもしれない。しかし、それも含めて情報公開をする必要がある。
星野リゾート代表の星野社長は、コロナ禍以降、自社の倒産確率を計算し、社内に発表しているという。
課題解決をしていくには、組織力を高める必要があるが、それには情報の透明性は不可欠ではないだろうか。都内のコロナを押さえ込むには都民の協力を得て組織力を高める必要がある。
だけど、今は東京都の情報の透明性がない。曇っている。これではコロナは増え続けるばかり。いつまでこの状況を続けるつもりなのだろか。それも、見えないのだが。

