未来の組織図をつくる。

社長が見る会社の未来と社員が見る自分自身の未来を一致させるのが、会社の未来の組織図である。
社長がひとりで会社が成長していく未来を見て、ワクワクしていないだろうか。社員も同じようにその未来にワクワクしているだろうか?
社長はこれからの会社の成長に、社員も同じようにワクワクしてくれているはずだと思っている?思い込もうとしている?
会社の成長は社員も喜んでいるはずだと。
結論から言うと、そのようなことはない。
会社の成長に伴って、自分自身の未来はどうなっていくのか?社員が一番興味があるのはそのことだ。社内のポジションや仕事内容、給料などがどうなっているのかに最も興味がある。
そうではなく社員も会社の成長に興味があり、ワクワクしているはずだと言うのであれば、売上は毎年伸びる成長企業にも関わらず、社員が辞めるのはなぜか?家業を継ぐ、結婚といった理由は分かるが、転職や独立をするのはなぜか?
会社のこれからの成長にワクワクしていないからである。
社長と社員が見ている未来は違う。社員が役員となり、取締役となってきて、ようやく会社の未来にワクワクするようになってくる。
社長は既存事業の業績アップはもちろん、新規事業も立ち上げて会社を大きくしていくという。そして、実際に大きくなっている。
しかし、社員はここ数年、毎年同じ仕事をしている。ポジションも変わっていない。給料は少し増えた。この先も、毎年、同じような目標を掲げて、変わらない仕事を続けていくのか。それは一体いつまで続くのだろうか?
社員はそんな未来を見ているかもしれない。
会社を大きくしていくのであれば、社員数が増え、組織が大きく変わっていくはずだ。そうすると新たなリーダーやマネージャーが必要になる。
こういった絵を最も分かりやすく伝えるのが、未来の組織図である。それを作成して、社員に見せることで、社員は新しい目標を見つける。
会社の未来と社員の未来を一致させるものが、未来の組織図である。
これがすべてを解決するとまでは言わないが、必要最低限に必要なものだと思っている。これも作らずに、社員のヤル気の低さを嘆いているのは、社長やリーダーが必要な仕事をしていない。
会社を成長させるのであれば、成長戦略があるはずだ。社員も増えるはず。組織も大きくなっていく。そのとき、どのような組織体制にしていくのか。
それが、未来の組織図である。

