未来の時間を見込んでハードルを設定する。

コンサルテイング業務にはご支援先企業へのコンサルティングを中心にして、新しい企業と出会うためのセミナー、そして、経営者仲間やモデル企業、最新の成功事例やノウハウを共有するための経営研究会がある。
私は今、戸建てリノベビジネスを展開する企業様にお集まりいただく経営研究会として「増改築ビジネス研究会(増改研研)」の運営メンバーとなっている。
増改研の主な活動は、2ケ月に一度開催する例会。ここではメンバーと話し合って毎回新たなテーマを設定している。その時に会員企業様が最も求めている情報やノウハウは何か?今、最も伝えるべきことが何なのか?をメンバーと話し合って決めている。
5月度の例会を終えたばかりなのだが、今回のテーマは「原価上昇による値上げ対策!」だった。最もタイムリーなテーマだったということもあるが、開催後に回答をいただいたアンケートを見ると参加企業様の満足度が過去最高に高い評価をいただく結果となった。
ただ、このテーマを決めたのは2ケ月前。その時はコロナやウッドショックで原価は上がっていたが、まだロシアによるウクライナ侵攻は起きていなかった。今ほど激しい値上げも起きていなかった。
そして、我々にも必要なノウハウや成功事例もあったかと言うと、正直なことを言えば、心もとない状況だった。
つまり、会員企業様にニーズがどれほどあるのか?また、テーマに対して絶対的な自信を持っていることで決めたものではなかった。その時の自分たちからすれば、高いハードルを設定していた。
そこから本格的な準備を進めたのだが、講座項目の検討、講座内容の検討、必要な情報や資料の検討などを毎週ミーテイングを重ねながら行った。そうしてプログラムをつくっていった。
自分たちが自信をもって今できることからつくり上げたのではなく、会員企業様にとって最も必要なことは何なのかを考えてつくっていった。テーマを決めた時は、自分たちも「本当にできるのか?」と誰も口にはしないが、本音では思っていたのではないかと思う。
しかし、これぐらいのチャレンジが私たちの成長につながる。また、良いものを提供できることになる。さらには、私たちのチームワークをより高めるものになる。
それには、自分たちの未来の時間を信じること。
その時間を想定して、テーマやコンセプト、あるいは目標を決めること。自分たちの成長にはとても大切なことだと思う。その時の達成感はとても気持ち良いものがある。しかも、それを一緒に進めたメンバーと共に味わえるのが良い。

