最近のバイク市場。

私は高校生一年生の夏に原付バイクの免許を取り、初めてバイクに乗った。私だけではなく、友達はみんな同じようにバイトをしてお金を貯めて、免許を取り、バイクを買っていた。
それから35年。我が家の子供は大学生と高校生だが免許を取る気配はない。原付バイクに乗る若い人を見かけるのは減っているような気がする。
そこで調べてみると、2年前までは国内のバイク市場は右肩下がりを続けていたようだ。
私がバイクに乗っていた1980年代はバイクブームと言われていたうようで、その頃の年間販売台数は300万台以上。それと同時に暴走族やバイク事故も増えていた。爆音を鳴らしながら走るバイクをよく見かけたものだ。今はあまり見ない。それも、そのはずでこのような状況に対して警察の取り締まりが厳しくなった。
また、当時、「3ない運動」というのが広まったようだ。3ない運動とは、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」である。これによって、「バイク=悪」というイメージになり、バイク市場が減少を続けるようになり、2年前の年間販売台数は、40万台を割っている。
ピーク時からすると、8割以上の減である。大幅な減少だ。これほど大きく減少している市場が他にあるだろうか?
ところが、それが今、伸び始めている。これまでの右肩下がりからV字回復を見せ始めている。2020年の二輪販売台数は前年より1.0%増となっている。そして、2021年は前年比16%増となり、40万台まで見えてきた。
今、バイクに乗ろうとしている人が増えている。実は、私もそのうちの一人。3月から教習所に通い始め、先日、中型バイクの免許をとった。
本当はもっと早くから教習所に通いたかったのだが、1ケ月以上待つことになった。バイク教習に通い始める人が増えているからだ。私が通った教習所は1ケ月待ちだったが、他には2ケ月も3ケ月も待たされる所があった。
そして、免許と取ったのでバイクを買おうと思っているのだが、やはり今はバイクを買おうとする人が増えている。中古市場が爆上がりしている。人気車種になると新車価格の2倍、3倍となっているものがある。信じられない状況だ。新車であれば、納品まで1年待ちといったバイクもある。もっと言うと、納期を約束してもらえないバイクもある。
お店の人に聞くと、異常な状況だと言う。このような状況は1年以上前からあったが、その時はいづれ下がり落ち着くだろうと思っていたが、まったくそのようなことはないと言う。そして、これからも下がることはないのではないかと言う。
お店に来るお客が以前と比べると3倍くらいになっているようだ。また、遠いところからバイクを探しに来るお客様も増えているとのこと。大阪の店なのだが、福井や広島からもお客がバイクを探してくるようだ。当然、ネットでも探せるはずなのだが、ネットへあげる前に売れるバイクを探して、店を回っているのだと言う。
おかしな話だ。ネットで情報を得やすくなっているのだが、このような状況になると、リアルのお店へ行く人が増える。
なぜ、急にこのような状況になったかと言うと、コロナが影響をしている。コロナ以降のアウトドアブームに乗ったこと。そして、自動車と同じように半導体不足などの部品不足がおき、新車の製造が増えた需要に追いついておらず、その需要が中古市場へ向かい、軒並み値段が上がっている。
さて、愛車を探している私だが、バイクを買えるのだろうか。それから今、乗りなれないバイクを運転する人が増えている。車に乗る時はバイクにご注意を!

