持ち家の戸建てリノベ―ション事業を取り組むべき会社。

企業は競争力を高めながら業績を伸ばしていかなければいけない。それがない業績向上は膨張をしているだけで、外部環境の変化や競合会社があらわれると一気に業績を落としてしまうことがある。
競争力を高めながら業績を伸ばすことは差別化を図りながらの成長であり、競合する会社を減らすことである。つまり、会社が大きくなればなるほど、競合する会社は減らなければいけない。もし、会社が大きくなっても競合企業が減らず、しかもその競合に負けることが多いのであれば、それは何かが間違っている。
さて、ではどのようにして競争力を高めれば良いのか?
その一番の方法はこれまでの実績や技術力、サービス力など強みを活かして、その強みをさらに伸ばしていく事業を行うことだ。ここで言うのは事業をどのように伸ばすのかではなく、どの事業や商品を選ぶのか?である。
新規参入をするときに、それはおよそ見えるはずである。
例えば、住宅リフォーム事業で考えてみると、これまで新築戸建てで業績を伸ばしてきた会社が、新たに住宅リフォーム事業に参入しようと考える。ところが、住宅リフォーム業界はすでに競争が激しい状況である。大手家電が参入するなど大手企業も多い。
これまで数千万円の商品である新築戸建てで業績を伸ばしてきた住宅会社が、数十万円の受注が多い住宅リフォーム事業で、これまでの実績や強みを活かして競争力を高める事業ができるだろうか。そういうことはお客様に伝わることなく、価格競争に明け暮れる状況にならないだろうか。
そこをよく見極めなければいけない。
しかし、同じ住宅リフォームでも、他のリフォーム会社ではできない数千万円の戸建てリノベーションを専門にあつかう事業となれば話は変わる。この分野はそもそも競合会社が少ない。しかも、古い建物を構造から強化しなければいけないので、新築戸建て会社がこれまで培ってきた施工力や設計力が活かせる。住宅リフォーム会社にはない強みを活かせる。
さらに、実績を積み上げていくことで数年先には、この分野で圧倒的なリーデイングカンパニーとなる可能性が高い。
競争力を高めながら、いかに業績を伸ばしていくか?
このひとつの答えが、新築戸建て会社が戸建てリノベーション事業に取り組むことである。私が住宅会社に戸建てリノベーション事業の参入をおすすめする理由がここにある。


