戦意を高めることで業績を上げる!

野球でも、サッカーでも、チームの選手の顔触れは変わらないのだが、突如強くなることがないだろうか。あるいは、プロ野球を見ていると、試合には流れがあるのが分かる。同じ選手が戦っているのだが、拮抗していた試合が突如片方のチームが押しまくり始める。
考えてみれば選手の顔触れは変わらない、つまり戦力は変わっていないのに不思議な現象だ。
古い話になるが、これと似たことを私は船井総研で経験したことがある。
それは20年近く前になるのだが、社長が変わったことで会社の業績が大きく変わったのだ。一年ごとに利益が1.5倍、2倍と増えていった。また、業績だけではなく、社内の空気も変わった。
ただし、例年どおり新卒や中途社員の採用はしていたが、それ以外で社員の顔触れが変わることはなかった。いきなり大量の中途採用などをしたわけではない。
基本的な社員の顔触れは、それまでと同じである。
しかし、業績は伸びた。それまでの状況とは明らかに大きく違った。
当時、そのときの社長がよく話していたのが、「戦力は変わらなくとも、戦意が高まれば会社の業績は伸びる。」ということ。
それまでは成果を上げていたリーダー層の退職が続いていたが、それが止まった。その背景には、社員の成果に報いる形の評価制度に変わり、目標意識が高まった。その集合体である全社の目標を社長が掲げ、全社的な目標を達成した際の賞与額などをよく話されていた。
そのことで社員がチャレンジする機会が増えていたのだと思う。また、そのチャレンジは社員自身がやりたいことであった。さらに、社員の長所を伸ばす「長所伸展主義」の考え方のもと行われていた。
野球やサッカーでも同じ選手の顔触れでチームが強くなるには、選手一人ひとりが力を伸ばすことが必要。そして、力は戦意が高まることでも伸びる。
ただ、戦意が高まるには自信がいる。自信が持てるようになるには、成功体験がいる。成功体験は、自分自身の長所を活かした方が得やすい。
メンバーの戦意を高め、組織の戦力を高めるには、メンバーの長所を活かすことが効果的。
今日は、メンバーの長所を見て、そこを伸ばすにはどうすれば良いかを考えてみよう。

